病気を鎮める神様を祀る狭井神社へ
大神神社の祈祷殿の横にある「くすり道」の石段を登り、細い道を進むと右手に小さな石の鳥居が現れます。この神社は狭井神社(さいじんじゃ、Yahoo! 地図情報)といい、大神神社の摂社の一つです。大物主神の荒魂(あらみたま)を祀っており、病気を鎮める神様として知られています。
拝殿の左横には井戸があります。
病気を鎮める神様をお祀りしていることもあって、万病に効くと言われるご神水が湧き出すことから薬井戸と呼ばれています。
狭井神社に参詣した方が、ここで井戸の水を受ける姿を多く見かけますね。
大神神社をご紹介した時に「御神体が三輪山そのもので、お詣りは大神神社の拝殿で……」という話を書きましたが、実は三輪山に登ってお詣りすることは可能です。
狭井神社の境内に三輪山への登り口があり、狭井神社で受付を済ませた後、往復2時間から3時間ほどかけて登拝することができます。
ただし神域に入りますので様々な制約があることと、足下の悪い山道を自力で往復する体力が必要ですので、しっかり準備をした上で登拝を検討すると良いでしょう。
さて、狭井神社でのお詣りを済ませたら、山の辺の道に戻ります。ここから先はのどかな風景が広がりますよ。次ページに続きます。