現代まで残る道としては最も古いとされる「山の辺の道」
今回の行き先は【奈良】
日本で最も古い道、パワースポットが連なる山の辺の道
旅先で遥か昔から使われていた道を実際に歩き、昔の人が見ていた風景に思いを馳せるのも旅の楽しみの一つと言えるでしょう。
今回ご紹介するのは、そんな楽しみが味わえる山の辺の道(やまのべのみち)です。日本で一番古い道とされている山の辺の道を歩いて、山の辺の道の南側に位置するパワースポットを訪ね歩いてみましょう。
日本書記には「山邊道」として「山の辺の道」が記されている
山の辺の道(Yahoo! 地図情報)とは、奈良時代に都が置かれた奈良市内と桜井市内の三輪山の麓を結ぶ山沿いの道の名前です。古事記と並んで奈良時代に編纂された古い歴史書として知られる日本書紀に「山邊道」として山の辺の道の名前が記されており、現代まで残る道としては最も古いと言われているとのこと。
1300年以上の歴史を静かに見守ってきた山の辺の道は、現在では山の麓を縫うように歩く軽いアップダウンのある道として、人気のハイキングコースとなっています。
奈良市内から桜井市内までの山の辺の道の総距離は約26kmあり、全部通して歩くとかなりの時間を必要としますが、沿道の見所を選んでその部分だけを歩くことも可能なので、時間と体力にあわせてコースを選べます。
今回は山の辺の道の南側のハイライトにあたる大神神社から桧原神社までを歩いてみることにしましょう。
それでは最初のパワースポット、大神神社からスタートです。次ページに続きます。