子どもに手をあげてしまったら
子どもを叩いた後の激しい後悔……。ひとりで抱え込まず、相談してみませんか
1. 暴力を「自分が選んだ」ことを認める
不可抗力で手をあげてしまったのではなく、暴力を使うと決めたのは自分自身なのです。暴力で子どもをコントロールすることを「自分が選んだのだ」ということを認めましょう。
勇気がいる一歩だと思いますが、子どもとの関係改善は、ここからしか始まりません。
2. 暴力をふるったことを、子どもに謝る
暴力をなかったことにせず、子どもに素直に謝ることはとても大切です。子どもがどんなに悪いことをしたとしても、暴力をふるったのは親の過失だからです。
謝る時は「ママはあなたのこういう態度に腹が立った。でも、手をあげたのは悪かった。ごめんなさい」という順番で。「手をあげたのは悪かったけど、」から始めると、暴力の正当化になってしまいます。
3. 二度と暴力はふるわないと約束する。守れなければ、専門家に相談する
子どもに、二度と暴力をふるわないと約束しましょう。ただ「暴力をふるう→謝る→また暴力をふるう」というサイクルが繰り返されると、子どもは親の言葉を信用できなくなっていきます。子どもに約束したにも関わらず、また暴力をふるってしまったら、自分ではコントロールできなくなっているサイン。専門家に相談することを考えましょう。
あなたと子どもを助けてくれる人は、必ずどこかにいます。「子どもを傷つけたくないのに、自分で自分が止められなくて悩んでいる」「子どもとの関係を変えていく手助けをしてほしい」と伝えましょう。
全国子育て・虐待防止ホットライン(0570-011-077)