資産運用/資産運用をするときの鉄則

貯・増・稼のバランスで考える資産形成法(2ページ目)

将来に向けて資産を増やしていくための手段、「貯める」「増やす」「稼ぐ」。それぞれへの比重の置き方は、一つ一つの家庭で異なります。我が家に合った最適バランスで無理なく続けられる資産形成を目指すことが大事。今回ご紹介する4つのタイプ、あなたが最も近いのはどれ?

執筆者:村岡 里香

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「ダブルインカム&高リスク許容度タイプ」

世界経済の波に乗りつつ魚も釣る!

世界経済の波に乗りつつ魚も釣る

「共働きや自家住まいなので節約しなくても年収の2割は貯蓄できている」「経済や金融のことには関心があり知識もあるほうだ」。そんなリスク許容度の高いあなたは、運用において積極的に自分のカラーを出せるタイプかもしれません。

投資できる対象には株や債券という伝統的な資産に加えて、リートやコモディティ、ヘッジファンドといったオルタナティブ資産もあります。または「アジア」「フロンティア諸国」など特定の地域、もしくは国、業種などに注目した投資も可能です。自分なりの考えを形にできるのも資産運用の楽しさの一つです。

ただし、その場合はコア・サテライト戦略をとることで運用の中心部分とサテライト(衛星)部分を分けてとらえると良いでしょう。長期での成長が期待できる伝統4資産の組み合わせをベースにおき、その上で自分なりの投資をプラスするという手法。サテライト部分のリスクは多少高くても、一部の資金なので全体への影響はおさえられるので安定的です。


「高収入&アグレッシブ運用タイプ」

株式投資で成功して金持ち父さんを目指せ!?

まずは株式投資で目指せ金持ち父さん!?

「稼ぐ力には自信がある」「リスクを大きくとっても良いので、大きく増やすことにチャレンジしたい」。そんなアグレッシブ思考のあなたには、個別株投資が向いているかもしれません。時代の流れを読めてビジネスセンスがあるという人は、これから成長する企業を見抜く力も高いはず。あるいは投資をとおしてその力を磨く努力をすることが今後のビジネスにも役立つでしょう。

ただ成長性が見込める、という予測だけで投資を始めるのは禁物。その企業の経営内容を数字で理解できるようになることが、冷静な投資判断に役立ちます。まずは投資家のバイブルといわれる会社四季報を読み解けるようになることです。営業利益の推移、財務の健全性、株価の割安・割高度といった大事な情報が四季報には詰まっています。

FX、CFDといったレバレッジを効かせた取引に興味をもつ人もいます。しかし、このような分野で継続的に儲けられている人は、「一度は大損失を被り」、「失敗をばねに勉強し直して自分なりの投資スタイルを確立し」、「感情をほぼ完全にコントロールできている」という条件を満たした人しか見たことがありません。もし、よほど高い授業料をはらう覚悟があるなら検討してみても良いかもしれません。

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