ステーショナリー・文房具/ステーショナリーショップ情報

ハリなしステープラーの新しい形

ハリを使わないステープラーに新しいタイプが登場しました。コクヨS&Tの「ハリナックスプレス」は、紙に穴を開けずにプレスして綴じるというユニークなものです。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド

穴を開けずにプレスするコクヨS&T「ハリナックスプレス」

各社から出ているハリを使わないステープラー。ステープラーとは言え、あくまでも仮どめ。ハリを使うステープラーほどのガッチリとした固定感はない。一方でゼムクリップのようにすぐとれてしまうほどでもない。言わば、ちょうどその中間くらいに位置するものだ。ただ、ハリが一切ないのですぐにシュレッダーにかけられる独自のメリットがある便利なツールである。

このほど、ひと味違ったハリなしステープラーが登場した。コクヨS&Tの「ハリナックスプレス」だ。
コクヨS&Tundefinedハリナックスプレス

コクヨS&T ハリナックスプレス 最大で5枚の紙を綴じられる。各1,100円+Tax。


綴じ姿が美しい

コクヨS&Tundefinedハリナックスプレス

握りやすいコンパクトボディ

本体は、従来のものよりもひとまわりコンパクトな印象。フォルムとしては、ハリありステープラーに近い。本体先端にはスキ間がある。そこに綴じる書類をはさみこむ。書類をはさみこみやすいように下アゴの方だけ少しばかり長くなっている。さしこむ際は、紙は奥までキッチリと入れる。あとは、ハンドルを下におろす。
コクヨS&Tundefinedハリナックスプレス

先端のすき間に紙を差し込んでいく

コクヨS&Tundefinedハリナックスプレス

このようい握らずに机の上などに置いて上から押し込んで使うこともできる

コクヨS&Tundefinedハリナックスプレス

ハンドルを降ろしきると、カチッというクリック感がある

ハンドルをおろした最後にピチッという音ともにクリック感がある。紙を引き抜いてみると、これまでとは全く違う綴じ姿になっている。従来のものは、紙に大きな穴が開けられ縫い合わされたような格好になっていたが、これには穴はない。
コクヨS&Tundefinedハリナックスプレス

綴じることができる紙は最大で5枚まで。プレスはそれほど厚みがないので、綴じた書類を重ねてもそれほどがさばらない。
なお、綴じ方は写真のような紙面に対しまっすぐの他に、紙の角に斜めにプレスする、いわゆる「角綴じ」もできる。

そこにあるのは、点線のような凸凹。商品名に「プレス」とあるように、これは紙を重ねてプレスしているのだ。たとえるなら、紙をとひとまとめにエンボスを押したような感じだ。
コクヨS&Tundefinedハリナックスプレス

裏面はこのような感じ。穴は一切開いていない

綴じ強度は、個人的な感想レベルだが、従来のハリなしタイプよりもわずかに頑丈であるようだった。穴を開けるタイプは、言ってみれば線で支えている。一方、こちらは面で支えている。その違いによるものかもしれない。ただ、少々強い力で紙をひっぱれば、ぴりぴりと外れていく。
コクヨS&Tundefinedハリナックスプレス

強度は結構あるように私は感じた

もし、強度にこだわるなら角綴じ、もしくは横並び綴じにするといいそうだ。なにより、今回のタイプは綴じた時の姿がおとなしくていい。
コクヨS&Tundefinedハリナックスプレス

書類を綴じるだけでなく、メモをこんな感じで内容を隠して仮留めするなんていう使い方もできる

■関連リンク
コクヨS&T ハリナックスプレス 

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます