「いつまでも、うるさいじいさんでいるぞ」と星野監督
星野仙一監督が、今シーズ限りでの引退を発表した。
「球団のことを考えれば、来シーズンの日程をスムーズに考えるためには、今のこの時期じゃないかと(辞任発表を)決意しました。勝負事は一年一年が勝負。休んだことを含めて、この数字(成績不振)というものを私自身許せない」
まさに電撃会見だった。星野監督は正午過ぎ、日課にしている徒歩で球場入り。全体練習に参加後、緊急ミーティングを開き、選手にこう言った。「いつまでも、うるさいじいさんでいるぞ。ユニホームを脱いでも、うるさい男でいるから覚悟しておけよ」。そしてロッテ戦の試合前に会見に臨んだのだ。
胸椎の黄色じん帯骨化症と腰椎の椎間板ヘルニアの手術を受け、5月26日から7月23日まで休養した。復帰後は約1時間の散歩を日課とするなど順調に回復していたが、「私が2カ月間も戦場から離れ、ファン、選手、球団に大変迷惑をかけた。オーナー、社長からはそんなこと言わずに1年、何年でもいいと論されたが、勝負師としてシーズン中に離れることはあってはならないという思いで(辞任を)決意した次第です」と神妙な面持ちで話した。
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