ブラウン管テレビに合わせた20年前のリビングのレイアウト
大型テレビともなれば奥行きを1m分は確保する必要があった。
テレビはブラウン管でしたので、大型テレビともなれば奥行きを1mほど確保する必要がありました。日本のリビングで、それだけの大物を配置するのは大変です。自然にリビングの主役はテレビとなり、何はなくともテレビ置き場を確保するのがとても重要なことでした。
時代は変わり、今のテレビの厚みは10cm程度です。リビングにみんなで揃ってテレビを見る茶の間スタイルも減りつつあります。いつまでもブラウン管テレビに合わせた20年前のレイアウトのままでいる必要はありません。今のテレビサイズや生活スタイルに合わせたレイアウトに考え直すことで、もっと部屋を有効活用できたり、快適に暮らせたりする可能性が広がります。
家電製品の種類も数も変わった
キッチン家電が増え、今のままではキッチン収納も不足気味。
イマドキは当たり前のような存在のホームベーカリーもそうです。ガイドYuuが初めてホームベーカリーを入手したのは今から27年前、FUNAIの製品でした。当時はとても珍しいものでしたが、その後、ブームが何度か訪れ、今ではごく普通のキッチン家電になっています。
家電製品が変われば、それに伴ってその置き場や収納スペースなど、必要な家のカタチも変わります。20年前の家のカタチのままでは収納が足りない家も多いことでしょう。
押入れが減りクローゼットが増えた
親王飾りと呼ばれるお内裏様とお雛様だけのコンパクトな雛飾りが主流に。
和室が減り、布団からベッドの暮らしへ、そして家に誰かが宿泊するといったことも減った現代の暮らしでは、奥行きが深い布団をしまうための押入れは不要という家も増えたのです。
和室と押入れが減ることで、お雛様も変わりました。昔は和室に何段も段飾りを設えている家をよく見かけましたが、イマドキは親王飾りと呼ばれるお内裏様とお雛様だけのコンパクトな雛飾りが増えています。様々なことが20年前とは変わりました。
時代とともに暮らしやすい家のカタチは変わる
ただキレイにするだけから、イマドキの暮らしやすい家へ。
築20年目のリフォームでは、そこからもう一歩進んで、現代の暮らしにあった家へと進化させるよう考えてみて下さい。そこから現代の生活スタイルにマッチした、本当に快適で便利な暮らしが始まります。
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