手の抜き方がわからない……。
家事の手抜きは悪いこと?
あそこも掃除しなければ。もっと手の込んだ料理を作ってあげなくちゃ。たいしたことは何もしていないのに、なぜかいつもクタクタで、あっという間に1週間が終わってしまう。どうして私はこんなに要領が悪いんだろう……。洗濯物の山を前に、そんなふうに思ってしまうことはありませんか。家事・育児・介護といった、収入がともなわない仕事(アンペイドワーク/無報酬労働)は、これくらいが平均というものがありません。そのため、自分のしていることが「世間一般」と比べてどれくらいなのかがわかりません。
多くの人が目安にしているのは生まれ育った家庭でしょうか。日々の家事育児にアップアップしていても手を抜けない、手を抜くことに罪悪感を持ってしまうのは、完璧母(スーパーウーマン)に育てられたママに多いようです。「どれだけ自分を犠牲にして家族の世話をしてきたか」を、愛情のスケールとして語られてきた娘ならなおさらです。
他のママたちがどうしているかも気になります。でも、自分がどれだけ頑張っているかを人に言うことはあっても、「どれだけ手抜きしているか」というのは通常、自慢の種にはなりません。つまり、小耳にはさむ他のママたちの「頑張り情報」の蓄積によって、自分の中のハードルが、ぐいぐい引き上げられている可能性があります。
「家事の手抜き=怠慢」という悪いイメージを払拭しましょう。家事の手抜きは「手抜き工事」のように、安全性を損なうやり方で不当な利益を得たりするものではないのですから。そもそも無報酬だし。
「手抜き」ではなく、「効率化」「ワークシェア」と言い換えましょう。
日々の作業の見直しをしよう
家事の内容は多岐に渡ります。会社にたとえてみると、総務(各種おつきあい、消耗品の補充、雑用)、経理(家計の管理)、人事(子育て)、秘書(家族のスケジュール管理・調整)から始まり、社員食堂の管理運営(炊事)、清掃業者(掃除)、クリーニング業者(洗濯)、運転手(子どもの送り迎え)などなど。ひとつひとつの作業をとり出してみると「そんなに大変ではないこと」が多いかもしれません。しかし、家事の大変さは、これらの「時間のやりくり」にあるのではないでしょうか。家族の日々の行事に配慮しながら、すきま時間に効率的に用事を入れていかなくてはなりません。高度なスケジューリングとマルチタスクをこなす能力が必要です。
雑多な作業を全て完璧にこなすのは、そもそも無理な話。「もう、やってられない!」と、すべて放り出したくなる前に、日々の作業の見直しをしてみましょう。
用意するものは、次の3つです。
・紙
・筆記用具
・15~20分
>> では、さっそく始めましょう。