映画『美女と野獣』があなたの恋の悩みに効くポイント3つ
バラを盗み、命を差し出せと言われた父の身代わりに、野獣の城に囚われた美しい娘ベル。死を覚悟するも、野獣はディナーを共にすること以外、何も強要しない。やがてベルは、野獣の恐ろしい姿の下にある、もう一つの姿に気づき始める。かつてその城で何があったのか、野獣が犯した罪とは? 真実の愛が、隠された秘密を解き明かしていくのですが……。(1)相手との距離を縮めたいなら……相手の反応だけを気にするのではなく、自分らしく堂々と振る舞うこと
巷にあるモテ指南には、スキンシップでドキッとさせる方法や、いかに下心を感じさせないように褒めておくか、など細かく指示がありますよね。お客様として相手をつなぎとめるには効果があるかもしれませんが、自分が相手をどう捉えているか、という肝心な部分がスッポリ抜け落ちていることに気付きませんか?好かれるために相手仕様のテクニックを使っているだけでは、結局心の距離を縮めることはできないまま。相手がどう思うかを気にしすぎて、先に進めない人が多いのです。自分がどう思うか、自分の直感を大切にすることで意外な相手と距離が縮まることがあります。
(2)変わっていくこと、変化を恐れない
ヴィルヌーヴ夫人による原作は、ギリシャ神話やローマ神話、とくに古代ローマの詩人オウィディウスによる「変身物語」からヒントを得ています。日本の神話にも姿を変えた神々の物語があります。映画では、王子が野獣になった本当の理由が描かれています。また、彼の秘密を解き明かそうと決意したベルは、横柄な態度で接する野獣が時折見せる悲しい瞳に心惹かれ始めます。
ベルもまた、家族と暮らしていた自分とは違う真実を知ろうとする強さを身につけていきます。物事の表面だけを見て判断するクセ、思い込みを捨てるだけでも変化が訪れますし、変わっていくことを恐れない強さが人生を切り開くことがあります。
(3)普遍的な物語に触れることで自分らしさを取り戻せる
世代を超え、国や宗教も超えて愛され続ける傑作。そこには真実の愛だけでなく、人間の醜さや愚かさ、その時代によってさまざまな受け止め方ができる新しい魅力にあふれています。子どもがみても分かりやすく、大人も魅了することができるおとぎ話。
そこには、究極の愛が描かれているからつねに新鮮な印象を人に与えるのでしょう。恋愛に限らず、人生に迷ったとき、こんな普遍的な物語に触れて自分らしさを取り戻してみては、いかがでしょう。
(C)2014 ESKWAD - PATHE PRODUCTION - TF1 FILMS PRODUCTION ACHTE / NEUNTE / ZWOLFTE / ACHTZEHNTE BABELSBERG FILM GMBH - 120 FILMS
作品情報『美女と野獣』
監督:クリストフ・ガンズ出演:レア・セドゥ、ヴァンサン・カッセル、アンドレ・デュソリエ
原題:La Belle et La Bete
公式サイト:beauty-beast.gaga.ne.jp
配給:ギャガ
2014年11月1日よりTOHOシネマズ スカラ座ほかにて全国ロードショー