スタンス3 イチからくどき直す覚悟をもて!
今、カノジョの愛の対象はオレではなく、お腹の赤ちゃん。オレのことなんて眼中にありません。カノジョの態度はつれなくて、「愛し甲斐がない」とすら感じるかもしれません。まるで家庭内片想いです。しかしそこでへそを曲げ、カノジョのそばを離れてしまうと、気持ちまで離れていってしまいかねません。せっかくしあわせなはずの妊娠期間中に気持ちが離れてしまうなんて、絶対に避けなければならない悲劇です。
妊娠中、カノジョの愛の対象はお腹の赤ちゃん。しかしそこでへそを曲げてカノジョのそばを離れないで
「自分からつれない態度をしておいて、それでも『愛していてほしい』なんて都合良すぎる」と思うかもしれません。それはその通りなのですが、妊婦とはそういうものなのです。そんな状態のカノジョを丸ごと愛せるかどうか、「オレ」の男としての器が試されているのです。
さあ、家庭内片想いを打開すべく、カノジョを口説き直しましょう。改めて愛を伝えるには、新鮮さが必要です。初対面の女性を口説くくらいの覚悟が必要です。実際、母性に目覚めたカノジョは今までのカノジョと同じではないのですから。
さて、問題です。今出会ったばかりの素敵な女性を口説くなら、まずどうしますか? いきなり、耳元で「愛してるよ」ってささやいたり、ベタベタスキンシップを図ろうなんてしませんよね。相手を思いやりながら、少しずつ距離を縮めていくことでしょう。カノジョに対しても同じように接しなければいけません。なかなかいい反応を引き出せなくても焦りは禁物。カノジョのペースに合わせましょう。自分が「愛したいように愛す」のではなく、相手が「こう愛されたいと思う方法で愛す」のが大人の愛の伝え方です。
スタンス4 常にひとりの自立した男であれ!
2人だけの結婚生活の中で、カノジョに甘えることが当たり前になり、「あれもこれもカノジョがいないとできませ~ん」というのでは、この先ますます忙しくなるカノジョから愛想を尽かされるのも時間の問題です。特に妊娠や出産直後でカノジョが大変なとき、ひとりの男として、最低限自分のことくらい自分でできなければ「子どもがもうひとりいるみたい」なんてバカにされてしまいます。
子どもが生まれたら、子どもの世話だって一通り自分でできるようになってはじめて父親として一人前。「ねぇ、これどうすればいいの?」とカノジョを頼ってばかりの「オレ」のことを、子どもだって尊敬してくれるわけがありません。「何でもひとりでできる」ことが男としての最低条件です。
さらに、ひとりの男として、自分磨きも忘れてはいけません。
そもそもカノジョはひとりの男としての「オレ」に惚れてくれたのです。そのことを忘れ、自分のメタボ腹を棚に上げ、カノジョの体型の変化をからかっているようでは、男性としての魅力のかけらも感じられません。だからときどき考えてみてください。「今のオレはひとりの男としてカッコイイか」と。
父親になったら「週末のゴルフは自粛しなきゃ」とか、「オートバイは売らなきゃいけないかな」とか、家族のために自分の時間をすべて犠牲にすべきと思われがちですが、違います。いくら良い夫、良い父親の役をこなしていても、自分らしさを失った男には、カノジョも子どもも魅力を感じません。節度は必要ですが、上手に自分の時間を捻出する努力も必要です。
趣味に興じるもよし、ジムで体を鍛え直すもよし、夫としての自分、父親としての自分を忘れ、つかの間の独り時間を過ごすと、さぞかし心地良く感じられるでしょう。
ときどき「独身生活に戻りたいなぁ」なんて本音が浮かぶかも知れません。そんなときは「もし明日死ぬとしたら、残された時間をどう過ごす?」と考えてみてください。足が自然と家路に向かうはずです。
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