その赤は冷たい印象に見えるかも？4つの赤の色彩心理(2ページ目)

4つの赤から連想されるキーワード

■４つの赤からひとつ選ぶなら？
アンケートの結果は、ピマンが41％、真紅が29％、ルビーが19％、苺色が11％となり、オレンジ寄りの赤が上位を占めています。

お選びいただいた赤について、お寄せいただいたコメントの一部をご紹介しましょう。

■ピマン

• 色の解説：
  真っ赤、赤の中の赤、ストレートな赤、シンプルな赤、本物の赤
• 具体的な連想：
  太陽、血、薔薇、炎、口紅
• 色の印象：
  濃厚、深み、あたたかい、強い、華やか
• イメージ：
  落ち着き、安定感、情熱的、大人、上品、ノスタルジック、元気、積極的、セクシー、ミステリアス

■真紅

• 色の解説：
  黄みがかった優しい印象な赤、オレンジっぽい、暖かみのある赤
• 具体的な連想：
  太陽、トマトスープ、レンガ、テラコッタ、薔薇、りんご、
• 色の印象：
  暖かい、穏やか、温かみを感じる、明るい、鮮やか
• イメージ：
  情熱、優しい、かわいい、温和、ポップ、元気、若い、かっこいい、活発、清楚、うきうきするような感じ
• その他：
  顔が明るくみえそう

■ルビー

• 色の解説：
  赤過ぎない赤、派手過ぎない赤、深い赤
• 具体的な連想：
  ベリー、紫芋、ワイン
• 色の印象：
  華やか、明るい、柔らか、透明、目立つ、ニュアンスカラーで都会的
• イメージ：
  高級感、シック、大人、妖艶、高貴、女性らしい、個性的、淑やか、主役感、エレガント、芯がある、色気、包容力、優雅さ
• その他：
  自分に似合う色だとおもう、似合いそう

■苺色

• 色の解説：
  赤でも地味、赤ではなくピンク、青みの赤、上品で柔らかい赤
• 具体的な連想：
  花の色、実の色、ボルドー
• 色の印象：
  紫みなので高貴、抑え目で親しみやすい、可愛らしく上品、華やか
• イメージ：
  ミステリアス、可愛い、優し気、上品、色っぽい、落ち着き、女性らしい、ゴージャス、セレブ、お金持ち、グラマラス、高貴、洗練されている

最も赤らしいのは「ピマン」で、最も赤のイメージからかけ離れているのが「苺色」のようです。また、「真紅」と「ルビー」には、ご自分のパーソナルカラーと関連づけたコメントが見られました。

また、このアンケートで興味深いのは、回答者の91％を女性が占めている点です。色の見え方、色の識別の仕方には、男女差があり、女性の方が色の違いをより細やかに分類して識別する傾向があることが、さまざまな研究から明らかになっています。

そして、男性が好む赤、女性が好む赤、子どもが好む赤にはそれぞれ傾向があるといわれています。いろいろな「赤」を使い分けて、コーディネートに活かしたいですね。

次は、ファッションコーディネートに赤を取り入れるポイントを解説します。