民間の介護保険を選ぶポイントは5つ!

介護にも安心できる備えをしておきたい

介護にも安心できる備えをしておきたい

保険会社から出ている介護保険も、医療保険やがん保険のように、保険商品(会社)によって内容が異なります。保障内容や保険料の違いだけでなく、貯蓄性や保険期間などにも違いがみられます。

そこで、介護保険を選ぶ際に押さえておきたい主なポイントを5つ挙げてみました。

1. 一時金で受け取る? 年金で受け取る?

介護保険の主な保障は「介護一時金」と「介護年金」で、それぞれの介護保険に両方またはどちらか一つが備わっています。

一時にまとまった金額で受け取るのが介護一時金、一定額を継続的に受け取るのが介護年金です。いずれも加入後の傷害や疾病を原因とし、保険会社所定の要介護状態になるか公的介護保険制度の所定の要介護以上に認定されたら受け取れる保障です。

一時金であれば、家をリフォームしたり高齢者福祉施設へ入居したりする際の費用に充てられます。年金であれば、公的介護サービスを受けた際の自己負担に充当したり、生活費を補ったりできます。

2. 要介護いくつからか保障対象になる?

多くの介護保険では、介護保険金の支払条件を公的介護保険に連動させて、要介護認定(例えば要介護2)されると介護保険金が受け取れるような設計になっています。

認定の基準は保険会社や保険商品によって異なり、要介護1以上から保障、要介護4以上から保障、などとまちまちです。傾向としては、要介護2以上としている場合が多いようです。

一般的に、基準が緩ければ保険料は高く、厳しければ保険料は安くなります。どの基準を選択するかは、要介護認定者数を確認すると判断しやすくなります。

表は平成25年3月末現在の要介護・要支援認定者数をまとめたものです。
要介護(要支援)認定者数

要介護(要支援)認定者数

例えば、要介護2以上から介護保険金を受け取れる商品で考えてみましょう。要介護2以上の人は要介護(要支援)認定者の約半数(約304万人)にあたり、介護保険金を受け取れる可能性は高そうです。

しかし、保障対象が要介護4以上の商品だとどうでしょう。要介護4以上の人は23%(約130万人)しか該当しません。その差は174万人にもなります。要介護2と比べると、介護保険金を受取れる可能性はかなり低くなりそうです。

保障内容だけを比べれば、誰でも介護保険金を受け取りやすい保険のほうがよいに決まっています。しかし、受け取れる事由や保険料など、全ての要件が介護保険の中で一番優れていると言うことはありません。受け取りやすい保険は保険料が高いかもしれません。介護保険金の保障対象以外の要件も考慮して、適切な選択をしたいものです。

次のページでは保障額や保険期間、貯蓄性について