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蕨、中山道の宿場町として栄えた小さな街(2ページ目)

蕨市は全国最小の市、成人式のルーツとなった成年式の街、そして中山道の宿場町として栄えたことで知られる埼玉県南東部の自治体。歴史を感じさせる街並み、多くのスーパーの集まる住み心地を見てきました。

中川 寛子

執筆者:中川 寛子

住みやすい街選び(首都圏)ガイド


自治体が入り組んだエリアのため、
どこに住むかで受けられるサービスなどに差

川口市の出張所

駅前にある川口市役所蕨駅前芝連絡室。市役所を利用するためには電車に乗って出かける必要があるため、ここにも作られている(クリックで拡大)

ひとつ、蕨駅を中心に家を探す時に注意しておきたいのは駅東口側は蕨市と川口市が接しており、どちらに住むかで行政サービスなどに差が出るという点。逆に住所は蕨市でも最寄駅は西川口ということもあります。事前にそれぞれの行政サービスを調べた上で探すのが賢明でしょう。

 

住宅街の様子

マンションの供給が少なくはないものの、全体としては一戸建てが多い住宅街(クリックで拡大)

では、具体的に物件種別ごとに見ていきましょう。まずは新築分譲マンション。比較的物件数は豊富で、2014年夏の時点で数件以上のマンションが供給されています。規模は大きくても200戸まではなく、大体は100戸以内。60~70平米の3LDKが中心となっており、価格は3500万円を中心に立地などでプラスマイナスがありというところ。80平米など広い物件はほとんどありません。

 

マンションが集中するエリア

駅近くの、マンションが集中するエリア。中小規模あるいは地元のデベロッパーによる物件も目につく(クリックで拡大)

中古マンションでは駅から10分以内で築20~30年で65平米前後のファミリータイプが2500万円前後、これが75平米になり、築年が10~20年と新しくなると、2700~2800万円くらいが目安。とりあえず、3000万円の予算を見ておけば、かなりの選択肢が出てきます。

 

新築建売一戸建て

駅から8分ほどの場所で分譲されていた一戸建て。駅に近く、敷地も広いことから4000万円近かった(クリックで拡大)

新築建売一戸建ては2700万円から。土地面積70~80平米、建物面積は100~110平米の3LDKが中心で、2000万円台からの建築条件付きの土地も数多く供給されています。中古の一戸建てでは1000万円台と手頃な物件もあります。

 

飲食店街

東西どちらにも駅近くには手頃な価格で遅くまで開いている飲食店街があり、単身者には住みやすそう(クリックで拡大)

賃貸は京浜東北線の大宮以遠ではもっとも手頃に借りられる街のひとつ。ワンルームマンションで5万円前後、2DKで7万円台半ばくらいから、3DKで9万円弱というところで、アパートとの価格差はそれほどなし。どうせ借りるのであれば、マンションのほうがお得ということになります。

 

物価が安い

市役所通りで見かけた八百屋さん。安い(クリックで拡大)

池袋から24分、上野から27分、東京駅からでも36分と都心にダイレクトにアクセスできる京浜東北線沿線ながら、家賃も物価も安く、住みやすい街蕨。のんびりした毎日が送れる街といえそうです。

 

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