『あまちゃん』後の主演第一作、映画『ホットロード』が公開されました。天野アキとはかなり違う不良少女役でどうかと思われましたが、興行成績は二週連続『るろうに剣心 京都大火編』を越え、『STAND BY ME ドラえもん』に次ぐ2位。まずはヒットといえます。
能年玲奈の主演作品は続いて、オタク少女を演じる映画『海月姫』が年末公開されます。
女優業は順調ですが、やはり気になるのは『あまちゃん』続編があるのかないのか? 脚本の宮藤官九郎は「続編はつくらない」といっているそうですが、人の考えも変わることがあります。
ここでは過去の朝ドラで続編がつくられた例を見ながら考えてみましょう。
連ドラ続編は二年かかる
最初に朝ドラの続編が作られたのは2000年放送の『私の青空』。全8回の連続ドラマ『私の青空2002』として復活しています。続いて2001年放送の『ちゅらさん』。『ちゅらさん2』が2003年に全6回、『ちゅらさん3』が2004年に全5回、『ちゅらさん4』が2007年に前後編と最多の三度、続編がつくられ、さすが人気作です。両作とも続編がつくられたのは朝ドラから約二年後。終了後に続編を企画して、前作のメンバーを再結集して、というとそのくらいの時間がかかるということでしょう。
スピンオフ
以降の朝ドラ続編は連ドラはなく、スペシャル中心。その中で新パターンを生み出したのは2007年の『ちりとてちん』です。
しかし、主演の貫地谷しほりが終了直後の4月から『キミ犯人じゃないよね?』、続いて7月から『あんどーなつ』と連ドラ主演が続きスケジュールがいっぱい。このため7月に放送されたのは『ちりとてちん外伝 まいご三兄弟』。貫地谷しほりが出演しないスピンオフ作品という手を編み出しました。
これにより朝ドラ続編の頻度が高まり、2009年の『つばさ』、2010年の『てっぱん番外編 イブ・ラブ・ライブ』(瀧本美織も最後に顔出し)と続きます。
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