『ホットロード』ヒットで『あまちゃん2』はあるのか?(2ページ目)

本編の直後に

連ドラでは放送後二年かかっていた続編が、スピンオフパターンにより数ヶ月後にまで期間を短縮することができました。さらに短縮してきたのが2012年の『梅ちゃん先生』。

『梅ちゃん先生～結婚できない男と女スペシャル～』は本編終了からわずか2週間後の放送。本編と間をあけず引き続き制作したのでメンバーの再結集なども必要なく、ヒロインの堀北真希も出演できます。

このパターンでできたのは2012年『純と愛』のスペシャル『富士子のかれいな一日』と、2013年『ごちそうさん』のスペシャル『ごちそうさんていわしたい』。二作とも放送終了から3週間後に放送されています。

続編制作までの期間を短くする流れができた一方、例外もありました。2007年の『どんど晴れ』は4年後の2011年に一話74分の前後編スペシャルを放送。これは東日本大震災をうけて、岩手が舞台の『どんど晴れ』を復興支援としての制作でした。

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あまちゃん2はあるのか？

それでは最初に戻って『あまちゃん』続編はあるのか？　について考えてみましょう。放送終了から時間があいたのでスピンオフや本編一体パターンはもはやない。やるならガッツリ連ドラでの続編でしょう。

ここで参考になるのは『ちゅらさん』。続編が三作もつくられたのは人気作だからですが、ヒロインの国仲涼子サイドの事情もあります。

『ちゅらさん』の後、そのイメージを引きずって違うパターンのヒットが出せませんでした。そんな中、確実にヒットが見込めるのが『ちゅらさん』だけだったから続編に出演したんでしょう。

2006年の『結婚できない男』までは『ちゅらさん』の路線が続きましたが、2007年の『ホタルノヒカリ』の「ステキ女子」三枝優華役でまったく違う大人の女優に脱皮。だからもはや『ちゅらさん5』は必要とされなかったのでしょう。

この見方からすると能年玲奈が『あまちゃん』を引きずっているなら続編ができる可能性は大。直後は本人も続編を熱望していましたが、『ホットロード』の不良少女役が好評で、幅のある演技ができています。このまま他の仕事が好調なら『あまちゃん』続編は必要とされない？

まずは再放送を

当面の期待は、BSプレミアム月～土の7：15から放送の朝ドラ再放送枠でしょうか。現在は『カーネーション』を放送中で9月末には終了。次は順番としては『梅ちゃん先生』だと思いますが、人気から見て『梅ちゃん先生』をとばして『あまちゃん』再放送がくるかもしれません。

そして再放送が盛り上がれば続編も、という流れになることを期待しましょう。