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熟年再婚なんて…シニア婚をはばむ周囲の否定的な声を乗り越えるには

熟年再婚をする場合、一番の大きな壁は周りの反対です。「みっともない」「気持ち悪い」というのがよくある理由ですが、それでも再婚するのがシニア婚。実際に、周りの人の賛成を得るためにもどうすればいいのかを、今回の記事で紹介したいと思います。

佐竹 悦子

執筆者:佐竹 悦子

再婚ガイド

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熟年再婚への周囲の声……シニア婚の否定的な声を乗り越えるには

熟年再婚・シニア婚をはばむ否定的な声を乗り越える

シニアになった親が再婚するときには、ほぼ反対されてしまう

最近では市民権を得てきているシニア婚。実際に成功させている人もいますが、一方で難しい問題も浮き彫りになってきまいした。一番の問題は周囲の声です。
 
<目次>
 

「いい歳をして恥ずかしい!」

「60代なのに、70代なのに相手が欲しいなんて気持ち悪い」
そう思っている息子や娘はたくさんいます。自分の親が恋愛をすることに抵抗があるわけですね。自分の親が男性的な面、あるいは女性的な面を見せたとき、子どもは嫌悪する傾向にあります。そのため、ある程度年をとっても恋愛や再婚を考えていることが嫌なのです。さらに、父親か母親のどちらかを亡くしてしまっている場合には、相手のことを忘れてしまったのかと考えてしまって、余計に腹立たしくなってくるわけです。
 

「自分がいるから寂しくない!」

75歳の男性が結婚相談所に訪れてきて、50代の女性と知り合いました。2人は恋をして再婚の話が出てきたのですが、男性の娘さんが猛反対。結婚相談所に怒鳴り込んでくる事態になったことがあります。
「お父さんは寂しいのですよ!だから結婚相談所にお入りになったのです。幸い、とても素敵な方に出会われて、結婚を考えていらっしゃいます。理解して頂けませんでしょうか?」
と話をしてみたのですが、娘さんの言い分はこうです。
「父は寂しくなんかありません。私は、父とマンションの上下に住み毎日会っています。家族もよく顔を出しています!」

ここで重要なのは、娘に会うことと、恋愛感情を持った人に会うのでは、意味合いが全く違うということです。いくら娘に毎日会ったとしても、寂しさを消すことはできません。昔から恋は万能薬で、生きる活力になるといわれています。その活力は、娘から得られるものとは違うのです。
 

長生きを楽しめる環境を認める

周囲の人が反対するのは、自分の親が再婚することで、自分が恥ずかしい思いをすると考えているからです。「みっともない」と思うのは、自分が周りの人から「親がいい年して再婚なんて…」と思われることに恐怖を抱いているからです。結局は、自分のことしか考えていないわけですね。
楽しく長生きができるような環境をつくっていくことが、シニア婚には欠かせない

楽しく長生きができるような環境をつくっていくことが、シニア婚には欠かせない

もし親のことを真剣に考えているならば、残りの人生を好きな人と一緒に過ごした方がいいと思うはず。これは、自分がそういう立場になったときのことを考えれば、すぐにわかると思います。まずは、反対している人に聞いてみてください。

もし自分だったらどうですか?毎日ひとりでいるのが楽しいですか?

これに気づいたならば、親の恋愛に賛成してくれると思います。おしゃれをして出かけるときも、笑顔で見送ってくれるはず。長生きすることが楽しいと思える環境をつくっていくことが、周囲の人がやるべきことだと気づかせることが大切です。

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