醤油の町に誕生した超個性派アイスクリーム
藩政時代より約400年の歴史を誇り、醤油の五大産地の1つに数えられる大野。最盛期には60以上の醸造所が軒を連ねていた名実共に醤油の町です。その醤油の町の名物が、今や広く知られるようになった「醤油ソフトクリーム(税込350円)」。最近では醤油アイスクリーム「醤蔵(ひしほぐら)アイス」も登場し、インターネットでも販売されています。
しかしながら、当初はアイスクリームに醤油という組み合わせは余りに斬新すぎて、日頃から醤油に親しんでいる地元でも本当に美味しいのだろうかと半信半疑。ところが実際に口にしてみたところ、キャラメルに似た味わいでとても美味しく、あっという間に人気になりました。
特に大野醤油は甘味がある円やかな風味なので、アイスクリームとの相性が抜群。濃厚なバニラの香味の中にふわりと醤油が薫り、口当たりも良く滑らか。何でも熟成した天然醸造の醤油には150種類もの香り成分が含まれており、乳脂肪と合わさった際、バニラの薫りが最も強く出るのだとか。
リッチなミルクテイストの「玄米アイスクリーム」もあり、醤油アイスクリームと合わせてお試しあれ。優しい甘さでクセがなく、子供から大人まで年代問わずおすすめです。
■ヤマト醤油味噌(価格は総て税込です)
醤蔵アイス/1個360円、6個入り3,445円、12個入り5,256円、2Lサイズ 4,644円
玄米アイス/1個300円、500mlサイズ2,160円
取り扱い店舗/東山直売所、本店
ほっぺたが落ちちゃう? コーヒーテイストの絶品ジェラート
前回の自家焙煎珈琲特集でも紹介した金澤ちとせ珈琲。ここのコーヒーの素晴らしさは前回の記事を読んでいただくとして、コーヒーに並々ならぬこだわりを持つ同店は、何とコーヒー風味のアイスクリームまで作ってしまいました!その名も「白いコーヒージェラート」。コーヒーをこよなく愛し、アイスクリームに目がない金沢人のために開発された「白いコーヒージェラート」は、このジェラートのためにブレンドされたコーヒー豆を能登の新鮮な濃厚ミルクに丸1日漬け込んで作られます。
こうすることでコーヒーの風味がミルクに溶け込み、雪のように真っ白なのに、よくありがちなほんのり薫るかな?という程度ではなく、しっかりとしたコーヒー味がするジェラートが完成。
一口食べた途端、口の中にコーヒーの芳ばしさが一気に広がり、あたかもコーヒーをそのまま凍らせたかのよう。これぞ珈琲店のアイスクリームという素晴らしい味わいで、私のような甘党でコーヒー愛好家なら、まず間違いなく嵌るでしょう。
実は今回ご紹介するアイスクリームの中で個人的に最も好みだったのが、この「白いコーヒージェラート」。インターネットでもお取り寄せができるので、気になる人は今すぐHPへGO!
■金澤ちとせ珈琲(価格は総て税込です)
白いコーヒージェラート/1個356円、6個入り2,700円、12個入り4,800円
取り扱い店舗/金沢百番街ふれあい館(現在リニューアルオープンのため閉店中。再オープン後は場所が変わります)、香林坊アトリオ、本店