井伏鱒二の荻窪風土記にも出てくる通り
「教会通り」という名前の由来は、この通りの先に「SDA天沼教会」があるからだ。荻窪に住んでいた井伏鱒二の「荻窪風土記」には「弁天通り」という名前で出てくる、今でも賑やかな通りだ。僕が荻窪に住んでいた時期も、良くこの商店街を歩いた。いま「みずほ銀行」のあるところは、かつてその前身の第一勧業銀行があった。僕が東京にきて最初に住んだ町だったから、まずこの銀行に口座を作った。その向かい側がパチンコ屋だった。仕事がない時はよく行った。
商店街を入ってすぐの場所に、行きつけのハンバーグ屋があった。今はテイクアウトの焼き鳥屋さんになっている。その先に講談師の田辺一鶴さんが経営している古書店があり、その向かい側だったか、中華料理屋があってそこにも良く行った記憶がある。道なりは変わらないが、それらのお店は今は全て無くなっているようだ。商店街を抜けると、教会が現れる。
SDA天沼教会の先は住宅街となる。この教会は大正6年から続く、伝統のある教会なのだそうだ。
SDA天沼教会 | 荻窪教会通り商店街
教会通り商店街を歩く動画