中世の船員ギルドハウスがそのままレストランに!「シッファーゲゼルシャフト」
16世紀に建てられた船員ギルドハウス。ハンザ都市特有の建築様式が見られる
ここは歴史的建造物であると同時に、リューベックで一番有名なレストラン。16世紀当時のインテリアで飾られた博物館のような店内で、美味しい魚料理をいただけます。今でも船員たちの会合(飲み会)が定期的に行われていて、ガイドが行った時も、これぞ海の男! という出で立ちの往年のキャプテンたちが集っていましたよ。
美味しい魚料理と名物ロートシュポンを味わおう!
帆船の模型やアンティークの船具や家具などが置かれ、まるで博物館のような店内
料理メニューはとくに魚料理が評判で、シーフードのスープや北ドイツ名物の「ラプスカウス(コンビーフとポテトのタルタル
)」、各種魚のグリルなど、(メニューの説明文によれば)「当時の船員や普通の市民が食べていた、豪勢ではないけれど美味しい料理」が中心。魚ばかりでなく、ソーセージや各種ステーキなど肉料理も豊富です。デザートには北ドイツ名物「ローテグリュッツェ(数種類のベリーソース)」やリューベック出身の文豪トーマス・マンの名を付けたプリン(アルコールたっぷりのラズベリー風味)、リューベック名物マジパンを使ったケーキなどそそられるラインナップですが、かなりボリュームがあるのでお腹と相談して注文してくださいね。
ドリンクは、リューベックでしか飲めない赤ワイン「ロートシュポン(Rotspon)」をぜひ。ハンザ同盟の頃、フランスから持ち帰ったワインをリューベックの貯蔵庫で熟成させて飲んだところ、本国のものよりも美味しくなっていたことから現在もリューベック名物となっているロートシュポン。まろやかでコクのある味わいをぜひお試しあれ!
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■Schiffergesellschaft
住所:Breite Str. 2 23552 Lübeck
TEL:0451-76776
営業時間:10:00~翌1:00
予算:メイン15ユーロ~
アクセス:マルクト広場から徒歩7分