沖縄、ヤンバルクイナに会える森のホテル(3ページ目)

やんばるの自然に触れるネイチャーツアー

大自然の宝庫に恵まれたアダ・ガーデンホテルの滞在では、様々な形で自然を楽しむことができます。ヤンバルクイナやノグチゲラなど国の天然記念物が棲む亜熱帯の森を探索したり、ウミガメも訪れる珊瑚礁の浅瀬に広がる無人島を訪ねたり、とやりたいことはつきません。

ホテルには山や川、海の自然を楽しむ様々なエコツアープログラムが用意されているので、ツアーを活用するのもおすすめです。もちろんガイドなしで歩ける場所もありますが、やんばるの自然に精通した専門家に案内してもらう森や山には、驚きの発見や生命の不思議がいっぱい。教えてもらった知識はひとりで歩く時にも大いに役立つという意味でも、時間があれば一度ツアーに参加してみるといいと思います。

亜熱帯の森を楽しむトレッキングでは、太古のシダ植物ヒカゲヘゴをはじめとする様々な亜熱帯の植物や、そこに生息する生き物たちの姿を見ることができます。昼間と夜ではまったく違う生き物たちが生息するのも興味深いところです。ジャングルの中を流れる清流の清々しさには心の底からリフレッシュ。マイナスイオンに満たされた森で見る様々な固有種や動物たちの生態に、やんばるの自然の色濃さを痛感するはずです。
山だけでなく、ダイナミックに沖縄の海を体験できるのもやんばるの魅力。安田の沿岸には、美しい珊瑚礁のリーフが広がり、そのリーフ内に浮かぶ無人島安田ヶ島はとっておきのポイントになっています。シュノーケリングで海の中の世界を飽きるまで眺めるのもいいし、シーカヤックで海上散策を楽しむのもあり。大潮の干潮時には普段は海水の中に隠れている広大な珊瑚の浅場（イノー）が現れるので、歩きながら貝や魚たちの姿を観察することができます。

そして、やんばるに来たからにはヤンバルクイナ！という人は、ヤンバルクイナを探しにいくツアーがおすすめです。ヤンバルクイナは早朝と夕方にお腹を空かせて動き回るので、かなりの高確率で遭遇できるそう。かわいいヤンバルクイナの姿には思わず笑顔がこぼれます。

やんばるの豊富な食材で彩られる、充実の美食メニュー

旅の楽しみのひとつとなる食事ですが、アダ・ガーデンホテル沖縄の提案する食もまたやんばるの魅力に溢れたもの。地元の豊富な食材を用い、フレンチをベースに和食や沖縄料理のテイストを繊細にアレンジ。素材の味をふんだんに活かしながら、シェフのセンスがキラリと光る料理の数々を楽しむことができます。
魚介類は、安田漁港で挙った魚から美味しいそうなものをセレクト。地元の農家が作る滋味豊かな野菜と、やんばるの太陽をいっぱいに浴びて育ったジューシーな南国フルーツが彩りを添えます。
食材の魅力を活かすだけでなく、野山で摘める沖縄古来種の野菜や、山で捕れる果実など、昔から受け継がれて来た沖縄の食文化を大切にしている点にも注目です。美しく盛りつけされた皿の上には、沖縄の食のエッセンスが溢れています。それは、沖縄料理店でいただく沖縄ごはんの味とは異なる新しい沖縄の発見で、南国の魚や島野菜がこんな繊細な一皿に変身することに驚きます。スイーツも絶品で、ホテルのレストランというよりは、オー・ベルジュ的な沖縄が体験できるレストランといえると思います。
アダ・ガーデンホテル沖縄のステイは、ぜひ連泊で予定を立て欲しいと思います。せっかく時間をかけてやんばるまで行くのですから、最低でも2泊、できれば3泊から5泊はして欲しいというのが正直な気持ちです。

そんなに連泊しても飽きないの？ と不安に思う人もいるかもしれませんが、広大な大自然に囲まれ、山も海も川もあるやんばるを見尽すことはそう簡単にはできません。日帰りドライブで一周走るだけの早足な観光では、やんばるの魅力の何も見ずに帰るのと同じです。

自分の足で歩いたり、泳いだり、ホテルのバルコニーで夜空を見上げたり、窓を開けて一晩中虫たちの声を聞いたり、誰もいない浜辺で寝そべったりしながら、やんばるの自然に触れてみてください。やんばる観光の基本は、できるだけ自由気ままな時間の過ごし方をすること、ということをお忘れなく。

まるで別荘にでも泊まるような感覚で滞在し、季節や時間によって表情を変える自然を体験する、そんな滞在を叶えてくれるホテルです。やんばるにはまだ行ったことがないという人は、ぜひ次の沖縄旅行で森のステイを体験してみてはいかがでしょうか。

アダ・ガーデンホテル沖縄
住所：沖縄県国頭郡国頭村安田1285-95
TEL：0980-41-7070