シャローが愛着を抱いていた「扇の形状」
シャローデザインの特徴である「扇の形状」と金属細工が融合した書斎机(1928年頃)がある。彼は全キャリアを通じて扇の形状に愛着を抱いていた、しかし、その由来は家具デザインからなのか?、インテリアデザインからなのか?未だ分からないという。
幾何学的な形状と光沢のある塗装を施した紫檀材というかなりゴージャスなデスクだ。赤みがかったブラジル産紫檀の面に鈍く光り輝く金属の部分は、扇状に開閉するサイドテーブルの金具。
この金具がとても美しく収まっているので、思わずグッと近づいて見る。
入れ子状になっている小テーブルは、それより以前の時代(シャローの祖母時代)のモノをリ・デザインして取り入れている。つまり、デザインの近代化を試行錯誤していると捉えられる部分だ。
さて、隣にある肘掛け椅子は、リラ(竪琴)をモチーフとしている。
詳しくは後編に続く。
■ 建築家ピエール・シャローとガラスの家
■会期 2014年7月 26日(土) ~2014年10月 13日(月・祝)
■開館時間 10:00~18:00(ご入館は17:30まで)
休館日 毎週水曜日、夏期休館8月11日(月)~15日(金)
■会場 汐留ミュージアム(地図)
■ 入場料 一般:800円 大学生:600円 中・高校生:200円 小学生以下:無料
65歳以上の方:700円 (年齢のわかるものをご提示ください)
20名以上の団体:各100円引(65歳以上の方は除く)
障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで:無料
※ 取材協力:パナソニック 汐留ミュージアム
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■今回の関連リンク
→パナソニック 汐留ミュージアム
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