展覧会オープン前日に潜入!
改めて取材に伺ったのは、横山裕一展「これがそれだがふれてみよ」のオープン前日。作品設置はほとんど済んでいましたが、私はこんなシーンを見てしまいました。キャプションの位置を決めます
そうです、作品のキャプション(タイトルなどが書いてあるボード)を貼っていました。美術館はいろんな人たちが来る場所なので、キャプションの位置は重要な問題。今回は車椅子のお客様のことも考えて、いつもより少し低めの設定です。
さらに!
照明を当てる学芸員の小林さん
作品をきれいに見せるために、照明は欠かせません。学芸員の小林さん自ら脚立に昇り、照明の角度を変えながら、光の具合を見極めます。
そして!!
アーティストの横山裕一さんと作品の位置を変えます
横山さんの作品の中にも登場する、美術館所蔵の彫刻作品の位置を予定より変更!「これでいいですか」「もう少し右で」という言葉が飛び交っていました。
もちろん!!!
視覚障がいのある方たち向けに、点字の配布資料も用意してあります。担当学芸員の小林さんによると、毎回この「美術の中のかたち-手で見る造形」プログラムでは、外部のボランティア団体の方に依頼して用意するそうです。
点字の配布資料(右)と原稿(左)
本展オリジナル缶バッジは13種類!
【展覧会情報】
小企画:美術の中のかたち-手で見る造形 横山裕一展「これがそれだがふれてみよ」
兵庫県立美術館
開催中~2014年11月9日(日)