IID世田谷ものづくり学校undefined外観

IID世田谷ものづくり学校 外観


 
今からちょうど10年前、東京都世田谷区の廃校が「IID世田谷ものづくり学校」として再生しました。建物には、デザインや建築設計、映像制作やWEB制作などクリエイティブ系のオフィス、カフェやパン工房のような飲食店などが入る複合型施設かと思いきや、それだけではありません! IID世田谷ものづくり学校では「ワークショップ」を通じて、クリエイティビティを刺激し、人と人との交流を図っています。

今回は、IID世田谷ものづくり学校の木下浩佑さんにお話を伺いながら、ワークショップとは何か?を探って行きます。

ワークショップとは?

日本で初めて「ワークショップ」という言葉がつかわれたのは、1947年のこと。東京帝国大学の教員たちが「偉い先生の話を聞くのではなく、現場の先生同士がディスカッションして問題を解決していく」集まりが最初でした。当時からワークショップは「知識の獲得や習得」が目的ではなく、「自分たちで納得し、答えを見つけていく」活動として、とらえられていたのです(詳しくはIID世田谷ものづくり学校発行フリーペーパー『IID PAPER』2012年6月号をご覧ください)。

「IID世田谷ものづくり学校では、体験型のワークショップが多いです。施設の利用者であるプロのクリエイターの方たちから、道具のつかい方、ものの作り方や考え方を教わるプログラムが多いからです」。(木下さん)

子ども向けワークショップのようす

子ども向けワークショップのようす


 
そのワークショップは年間400~450件ものプログラムが開かれており、主に週末に行われています。

「子ども向けのプログラムでは、プロの方から道具のつかい方、もののつくり方や考え方を教わることで、『未来のつくり手』を育てています。大人向けのプログラムでは、遊び、学びを通じた体験や交流の機会とできるようにしています」。(木下さん)

IID世田谷ものづくり学校では、技術を教わるだけのワークショップではなく、座学も大切に行っています。受講生は、ワークショップでつくるモノの背景、ものづくりの裏側についての理解も深めた上で、手を動かしていきます。