手首や指の痛みの放置は肩こりにもつながる?
手首や指の痛みを放置しておくと悪化したり他の症状の要因になったりしてしまいます
手首や指を特定の動かし方さえしなければ、違和感や痛みも感じない、というケースもあれば、関節付近が腫れてきてしまいツライ……というケースもあります。ツラさや日常生活に困る程度にも個人差はありますが、我慢して放置しておくと、腕のだるさや肩こり、首の症状にも発展しかねないため、できるだけ予防することが大切です。
手・指に負担をかけても腱鞘炎にならない人がいる
自分でも気付かないうちに、腱鞘炎が起こりやすい状態に陥っている可能性があります。長時間パソコンを使用していても、腱鞘炎になる人とならない人がおり、これは手・指の筋肉疲労の回復度合いや負担のかかり方に違いがあることが考えられます。■例 姿勢のアンバランスが関わっているケース
職場でパソコン使用時の姿勢が猫背姿勢であると、普通に手・指を動かしているつもりでも、使われている筋肉や関わる関節への負担が強まる可能性があります。そして仕事で疲れ果てて遅い時間に帰宅し、ゆっくりくつろぐ間もなく就寝。このような毎日を送っていると、手・指を動かす筋肉の疲労も解消できないまま、腱鞘炎を発症しやすい状態へ近づいてしまいます。
リラックスができる時間があったり、ストレッチが日課になっているなど、疲労した筋肉が解消できる生活スタイルであることは、腱鞘炎の予防につながるでしょう。
腱鞘炎予防のためのチェック方法
腱鞘炎になってしまう可能性がある時、手首や指の動きがぎこちなくなり、動きの硬さも自覚できる場合が多いです。起床後や仕事後など、腕の挙げやすさに違いがでることがあります
肩関節やヒジの関節の状態が腕の筋肉に影響を及ぼすことがあります
こぶしをつくると手を振りたくなるようなだるさに見舞われる人も要注意です
しっかりと指を伸ばすとツッパリ感や痛みを感じる場合もあります
□ グーからパーへ手を開いた時に、指が伸びきらず、手にツッパリ感や痛みを感じる。
□ 指を動かしていると、パキパキと音がする。
□ 5回繰り返した頃に腕や手がだるくなり、疲れてしまった。(もっと早い段階で疲れを感じる人もいます)
親指を中に入れない握りこぶしでもチェックすることができます
□ 手首周辺や腕に違和感や痛みを感じるたり、こわばりがあるように感じる。
□ 手首を動かす角度によっては、強い痛みを生じる。
□ 右手首が回しにくく左手首はスムーズ、といったような左右差を感じる。
ド・ケルバン病に用いるテスト
フィンケルシュタインテスト変法という方法です
既に痛みや腫れといった症状が見られる場合は、整形外科を受診すると診察結果により投薬や処置などを受けられます。今のところ症状はないけれど、予防をしたいという場合のエクササイズなどのご紹介は、以下の通りです。
■ 予防法、緩和対策、エクササイズはコチラ(近日、更新予定)