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そのフード、おやつ、本当に無添加ですか?

昨今の健康ブームはペットフードにも広がっています。その中でもよく見かける“無添加”の表示。中には添加物を使っているにも関わらず、無添加と表示しているケースも。添加物は何がいけないのでしょうか?どのように商品を見ればいいのでしょうか?その本質に迫ります。

いちかわ あやこ

執筆者:いちかわ あやこ

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その食べ物が体調不良の原因かも!? Blu Artist management/a.collectionRF/amanaimages

ペットショップに足を運べば、色々な形や風味のおやつを選べるようになりました。その中でも、近年の健康ブームに影響されてか、無添加をコンセプトにした商品も多く販売されています。ですが、ペットフードの法律においては何が無添加なのか表示しなくてはいけません。

また、無添加と書いてある商品であっても、中には添加物を使用しているケースもあります。

 

添加物を使う理由は?

カビや虫がつかないようにするものから、色や食感などをキープしたり、水と油が分離するのを防ぐものまで、多種多様な添加物が存在しています。

ペットが口にするものにおいては、飼い主さん(消費者)の購買意欲を高める為に、着色料や発色剤が使われている商品もあります。保存料などを使うことで、長持ちするフードやおやつを販売することも可能になっています。無添加フードを買ったために、愛犬が食中毒になってしまった…。賞味期限が明日までだった…。という事が極力起きないようにする為には、添加物が必要になってくることがあります。

無添加と書いてあるのに、添加物を使用しているケースも

ペットフードに関わる法律のひとつ、ペットフード公正競争規約では「添加物無添加」「一切使用していない」などの表示は出来ません。添加物の一部を取り上げて、全ての添加物が不使用だと誤解を与える表示もしてはいけないとされています。

香料は無添加、保存料は無添加などの表現であれば可能ということになりますが、香料や着色料が無添加でも、保存料や品質保持剤は使っているケースも少なくありません。保存に関わる添加物を使用していなくても、膨張剤としてベーキングパウダーなどを使っている商品もあります。

表示に関しては、他にも気をつけたいことがあります。

例えば、野菜ペーストという原材料を使ったおやつがあるとして、この野菜ペーストに使われている添加物までは表示しなくてもいい、という“キャリーオーバー”と言われるものもあります。“無添加”と書いてある商品を手に取る時には、一度表示や原材料を確認してみましょう。

ところで添加物っていけないの?

添加物

添加物と、どう付き合うか? daj/amanaimages

添加物を長期的に摂り続ければ、体調不良が起きる可能性が高くなります。1種類では重大な健康被害が起きなくても、添加物同士の組み合わせによる健康被害は未知数です。また、海外では使用禁止されているのに日本では使われている添加物もある。といったことも、添加物を避けた方が良い理由のひとつです。

添加物の力によって、ペットフードやおやつの保存がきくようになりました。その結果、多種多様な商品も増え、動物との生活がより身近なものになりました。つまり、飼い主である私達の手間が省けているのは事実です。

添加物は摂らないに越したことはありませんが、農薬や大気汚染なども含め、薬品や添加物に一切頼らない生活を送るのはあまり現実的ではありません。だからこそ、普段の食生活で排泄力を見方に付けることが大切です。“無添加”と書いてある商品でも、何が無添加なのか、よく吟味してから買うようにしましょう。

■参考記事
犬にも腸内環境!?腸を労る食習慣、3つのポイント
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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