シンガポール/シンガポールのグルメ・レストラン・屋台

シンガポール1美味しい! マレー風ロジャックの店

シンガポールのフルーツサラダのようなローカルフード、ロジャック。シンガポールで一番美味しいのはここ、と地元っ子が口を揃えるのが、50年以上の歴史を持つ有名店、バレスティア・ロード・フーバー・ロジャックです。

仲山 今日子

執筆者:仲山 今日子

シンガポールガイド

シンガポールで一番美味しいロジャック(マレー風サラダ)の店「Balestier Road Hoover Rojak」

解説

シンガポール1と言われる有名店


シンガポールのローカルフード、ロジャック。野菜やフルーツが具材のマレー風と、揚げ物が入ったインド風の2種類があり、今回ご紹介するのは、マレー風のロジャックではシンガポール1と言われている店、Balestier Road Hoover Rojak(バレスティア・ロード・フーバー・ロジャック)です。
解説

奥はロジャックを作り続けて50年のLimさん

歴史ある地元のメジャー紙、Straits Times でも何度も紹介された名店で、50年以上の歴史があり、中には、3代に渡って買いに来るお客さんもいるのだとか。
タマリンドや海老ペースト、ピーナッツは最高級のものをこだわり抜いて選んでいて、とりわけピーナッツはお店で砕きたてのものを提供しているため、その香りと味は評判です。
美味しいロジャックの店として何度も表彰された、店主 Lim Ngak Chew さんは御年69歳、今も元気にロジャックを作っています。「あと20年はロジャックを作り続けたい」のだとか。

特製のソースがたっぷり、具材にもこだわった、ちょっと贅沢なロジャック

解説

50年の伝統の味、特製ロジャック


解説

このように楊枝のようなもので刺して食べます

軽食として食べられているロジャック、午前中に訪れたので、さほど並ばずに買う事が出来ました。普通のロジャックには、きゅうり、もやし、パイナップル、ターニップ、中華風揚げパンのような油条が入っているのですが、こちらのお店は中華クラゲ入り。地元の人によると、中華クラゲの入っているのは豪華なロジャックで、ごく一部のお店でしか食べる事ができないのだとか。
そして、普通のロジャック(4シンガポールドル)プラス1シンガポールドルで、同じく高級食材のピータン(Century Egg)も追加できます。私はピータン入りにしてみました。

解説

まろやかなピータンが濃厚ソースによく合います

たっぷりとソースがかかって登場したロジャック、口に入れた瞬間一番最初にイメージしたのが、信玄餅! 甘いお餅に黒蜜ときな粉を掛けて食べる、あの味にそっくり。黒蜜のソースにチリ(唐辛子)を入れた感じのソースで、タマリンドペーストのさわやかな酸味に、海老のペーストが複雑な旨味を加えています。シャキシャキしたもやしときゅうり、そしてパイナップルと梨のようなターニップの甘みと、ピータンの黄身のコク、油条からしみ出る旨味、コリコリした中華クラゲの食感が相まって、複雑な味わいを創り出しています。こだわりのピーナッツも香ばしく、アクセントに入っているライムの皮がフレッシュな印象です。チリ入りのチョコレート等、甘いものにチリが入っているのが好きな私としては、デザート感覚でいただくフルーツサラダのような感じで、美味しかったです。
ちょっと珍しいローカルフードを試してみたいという方、お勧めです。

<DATA>
■Balestier Road Hoover Rojak
営業時間: 11:00~21:30(火曜休)
住所:Whampoa Makan Place, Blk 90, Whampoa Drive #01-06 Singapore 320090
TEL:+65 9021 4593
アクセス:MRTオーチャード駅からタクシーで10分程




※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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