ソニーのデジタル一眼カメラ - αの伝統を継ぐもの
現在、ソニーのデジタル一眼カメラはAマウントを採用するAシリーズ(α)と、Eマウントを採用するミラーレスのE(NEX)シリーズの2系統となっています。もはやデジタル一眼レフではない? αシリーズ
エントリークラスでありながら秒間7枚の連写機能を誇るα37
これら4機種はすべて「トランスルーセントミラー・テクノロジー」とソニーが呼称している機能を搭載しています。これによってαシリーズはデジタル一眼レフでも、ミラーレスでもないというハイブリッド的な存在となっています。
このトランスルーセントミラーテクノロジーによって、α77では最大で秒間12枚という高速連写を可能としています。エントリークラスであるにもかかわらず、α37ですら秒間7枚の高速連射が可能になっているほどです。
そしてデジタル一眼レフとなる35mmフルサイズセンサーを搭載したα900(製造終了済ではありますが)の5機種によってラインアップが形成されています。
αシリーズではすべての機種でボディ内手ぶれ補正機構が搭載されており、すべてのレンズで手ぶれ補正が効くことが大きな利点です。
Aマウント対応のレンズはミノルタ時代からかなりの数が発売されており、その絶対数はキヤノン・ニコンのそれにすら劣るものではありません。中古レンズが豊富にあるというのも利点のひとつで、ソニーがミノルタからの伝統を継いだおかげともいえます。
APS-Cセンサー搭載の小型軽量ミラーレス、NEXシリーズ
もう1系統はミラーレスデジタル一眼カメラとなるEシリーズ。エントリー向けのNEX-3シリーズ、中級機となるNEX-5シリーズ、そして「究極のミラーレス」とも呼ばれる高級機のNEX-7によってラインナップが形成されています。かつてはレンズの少なさが弱点として挙げられていましたが、2012年6月現在で発売されている純正レンズは9本とそこそこのラインナップが形成されており、さらにサードパーティ製のレンズも数本ですが出ています。
また、マウントアダプターのLA-EA2を用いればすべてのαレンズでオートフォーカスが利用できるようになります(LA-EA2自体がやや高価なのが玉に瑕ですが)。
本体ボディはミラーレスの利点が活かされており、相当な軽量小型なものとなっています。小型ながらも機能は充実しており、特にこのサイズでフルHD/60pの動画が撮影できる(現行機種ではNEX-7/NEX-5Nのみ。他機種は60iまで)のは大きなポイントといえるでしょう。
ソニーのデジタル一眼カメラのおすすめはNEX-F3
画像のように被写体方向に液晶ディスプレイを向けることのできるので自画撮りも可能
自画撮りを可能とする180度展開が可能なチルト式液晶ディスプレイと、超解像技術によってより印象的な構図を自動的に選択できる「オートポートレートフレーミング」機能によって、相当な女子受けをするのではないかと感じられました。
ソニー デジタル一眼カメラ α(アルファ) Aマウント
ソニー デジタル一眼カメラ α(アルファ) Eマウント