ドラマ/夏ドラマ情報

夏ドラマスタートガイド:新たな定番はできるのか(後)

夏ドラマ、10日(木)放送分までの状況は期待作『GTO』と『若者たち2014』が意外に低迷。その理由は「らしくなさ」に。残る夏ドラマ終盤戦は刑事・事件もの中心。ハズした作品によりチャンスは広がる?。

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

ドラマガイド

夏ドラマ、10日(木)放送分までの状況は『GTO』がまさかの初回ヒトケタ視聴率、『若者たち2014』も12%台とイマイチで、期待作が意外に低迷。視聴率の理由は「らしくなさ」に。

『GTO』は高校生の問題を深くえぐる学園ものとしてはいいかもしれないけど、鬼塚(AKIRA)がまったく「グレート」じゃなく『GTO』らしくありません。
『若者たち』も佐藤兄弟を中心に主要登場人物が全体に暑苦しく現代の若者らしくない。東京スカイツリーは立っているけどこれは昭和か?としか思えません。

それでは7/15(火)から7/19(土)までに始まる夏ドラマ終盤戦のドラマを紹介します。


7月15日(火)スタート

『あすなろ三三七拍子』

フジ系 火曜21:00~
原作:重松清
脚本:吉田紀子、ふじきみつ彦
演出:土方政人、植田泰史
プロデュース:小林宙
編成企画:水野綾子
主題歌:スピッツ「愛のことば -2014mix-」

出演:柳葉敏郎、剛力彩芽、風間俊介、高畑充希、大内田悠平、飯豊まりえ、菊池桃子、西田敏行(特別出演)、森口瑶子、ほんこん、反町隆史

「旧世田谷商科大学応援団OB会幹事長でエール物産社長の荒川剛(西田)は女子大と合併して翌檜大学となってからの応援団の衰退を嘆き、社員を社会人入学させて応援団長にすることを思いつく。リストラ候補だと脅され、応援団に送り込まれた総務課長の藤巻大介(柳葉)は応援団OB(反町、ほんこん)らにシゴかれる。一方、大学側は応援団の廃部をもくろみ、顧問としてフェミニストの原智子准教授(森口)を、部員として松下沙耶(剛力)を送り込む。」

映像化多数の重松清作品ですが、テレビドラマでは民放の連ドラよりはNHK、民放ならスペシャル向き。『とんび』でも内野聖陽TBS版よりも堤真一NHK版の方がよかったと想います。期待はシリアスからコメディまでこなす柳葉敏郎の演技と大介の世話をやくチアリーダー部部長役の高畑充希。高畑充希はツッコミ役をさせるとうまく、このラインが機能するとおもしろくなりそうです。

 

『東京スカーレット~警視庁NS係』

TBS系 火曜22:00~
脚本:岩下悠子、櫻井武晴、入江信吾
監督:近藤俊明、森本浩史
プロデューサー:須藤泰司
編成:橋本孝、高山暢比古
主題歌:wacci「リスタート」

出演:水川あさみ、生瀬勝久、菅原大吉、近藤公園、キムラ緑子、中村雅俊

「東京都知事が外国誌から警視庁の刑事部門に女性幹部がほとんどいないと指摘されたことから発足した出町いずみ(キムラ)を係長とする捜査一課NS(New Service)係。人材不足の中、急遽捜査を手伝うことになった麻布西署の鳴滝杏(水川)と捜査一課で浮いている阿藤宗介(生瀬)。二人はNS係に入りコンビを組む。シリアスな事件をユーモアを織り交ぜて解決していく。」

『相棒』スタッフの一部を集めた東映制作。TBS×東映の刑事ドラマというと『Gメン'75』が有名ですが、近年のTBS×東映は単発ドラマ中心で連ドラは久しぶり。男女バディもので『相棒』ではできないことをどれだけぶつけてくるかに注目。水川あさみは大阪出身だけに生瀬勝久と息は合いそうです。

 

次は「7月16日(水)と17日(木)スタートのドラマ
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