夏ドラマスタートガイド：新たな定番はできるのか(後)(2ページ目)

7月16日(水)スタート

『ST 赤と白の捜査ファイル』

日本テレビ系　水曜22：00～
原作：今野敏「ST 警視庁科学特捜班」
脚本：渡辺雄介ほか
演出：佐藤東弥、長沼誠、山下学美
プロデューサー：森雅弘
チーフプロデューサー：伊藤響
主題歌：ファンキー加藤「太陽」

出演：藤原竜也、岡田将生、志田未来、芦名星、窪田正孝、三宅弘城、柴本幸、水上剣星、田中哲司、林遣都、瀬戸朝香、渡部篤郎

「法医学のスペシャリスト赤城左門(岡田)を筆頭に、科捜研の優秀な研究員5名で結成されたサイエンティフィック・タスクフォース"ST"。しかしキャリアの百合根警部(岡田)が管理を任されて一年、実績をあげることができず、また後ろ盾だった三枝管理官(渡部)も警察をやめ、後任の松戸(瀬戸)に敵対視され存続の危機に。そんな中、2つの殺人事件が発生しSTは独自に捜査を開始する。」

昨年4月に『ST 警視庁科学特捜班』としてスペシャルドラマ化済み。刑事・警察ドラマとしてはかなりマニアックで視聴者を選ぶ感じでした。そのままでくるなら、ちょっとキビしい。どこまで連ドラ向きに仕立て直してくるかがポイントでしょう。

 

7月17日(木)スタート

『ゼロの真実～監察医・松本真央～』

テレビ朝日系　木曜21：00～
脚本：大石静
演出：常廣丈太、星野和成、片山修
プロデューサー：中川慎子、浅井千端
ゼネラルプロデューサー：内山聖子
主題歌：湘南乃風「パズル」

出演：武井咲、佐々木蔵之介、生瀬勝久、和田正人、でんでん、六角精児、尾美としのり、青柳翔、小松和重、水沢エレナ、宮崎香蓮、橋爪功、真矢みき

「不自然死体の検案・解剖を行う監察医務院が舞台。万年人手不足の医務院にIQ150で若くして監察医となった松本真央が着任する。遺体のみに関心をもつ彼女は遺体の声無き声を聞き、隠された真実を解き明かしていく。」

武井咲、佐々木蔵之介と主なスタッフが昨年の『お天気お姉さん』組。ヒロインの無愛想キャラも共通でだいたい似たようなものでしょう。『お天気お姉さん2』をつくらなかったのは、お天気キャスターが毎回事件に関わるのに無理があったからでしょうが、監察医だと無理はないけどよくあるパターン。テレビ東京系金曜20時の『ラスト・ドクター』とも被ってます。どう新味を出してくるのでしょうか。

 

『昼顔～平日午後3時の恋人たち～』

フジ系　木曜22：00～
脚本：井上由美子
演出：西谷弘、高野舞、西坂瑞城
プロデュース：三竿玲子
主題歌：一青窈「他人の関係 feat.SOIL&"PIMP"SESSIONS」

出演：上戸彩、吉瀬美智子、斎藤工、伊藤歩、木南晴夏、木下ほうか、淵上泰史、鈴木浩介、高畑淳子、北村一輝

「夫を会社に送り出し家事をキチンとこなした後、平日昼間に別の男性と恋に落ちる主婦"平日昼顔妻"。パートもする平凡な主婦・笹本美和(上戸)は女性誌編集長の妻・滝川利佳子と出会ったことから高校教師・北野(斎藤)との不倫へ導かれる。また画家・加藤修(北村)も最初は利佳子を毛嫌いしていたがやがてのめり込んでしまう。」

「平日昼顔妻」このドラマの発表で言葉を初めて聞きましたが、そんな言葉は「アラフォー」以来。「アラフォー」もドラマになり、新語・流行語大賞を受賞し、今では完全に定着しました。「平日昼顔妻」もその道をたどるのでしょうか。
ドラマ的には今うけるのは大人の恋愛もの。吉瀬美智子はともかく上戸彩ではちょっと若すぎ。『半澤直樹』の妻役は評価されていた上戸彩が大人の女優へどこまで脱皮できているかがポイントでしょう。

 次は「7月19日(土)スタートのドラマと終盤戦まとめ」