コンテンツマーケティングは、Webサイトを始め、ブログ、動画、インフォグラフィック、調査レポート、事例集、Eブック、FAQ、スマホアプリなど様々なコンテンツを対象としていますが、もちろんソーシャルメディアもコンテンツの1つです。
コンテンツマーケティングにおいて、ソーシャルメディアはターゲットの注意を惹き、興味を抱かせる役割だけでなく、その他のコンテンツを作成するためのユーザーの反応を探ることもできます。今回はその手法とサイクルについて考えます。
ソーシャルメディアでコンテンツを提供する中でユーザーの反応を探る
Twitter、Facebook、LINE@などのソーシャルメディアでは、ほぼ毎日なんらかのコンテンツを提供することで、生活者とのオンライン上での交流を深めていきます。
日々投稿するコンテンツの中には、お役立ち情報、イベント情報、季節やイベントと絡めた話題、ニュースなど様々なものがあるはずです。こうした日々のやりとりの中で、ユーザーからの反応がよい投稿、コメントが寄せられる投稿、シェアされる投稿があるでしょう。
その投稿の内容は、おそらくユーザーの興味・関心が高いもの、もっと深く知りたいと思うものであるはずです。そして、それはブログや動画などのコンテンツにして、深く紹介する価値がある可能性があります。
つまり、コンテンツマーケティングにおいてソーシャルメディアは、他のコンテンツにするネタを探るための場所にもなりえるということです。
ソーシャルメディアでシェアして反応を探る
ソーシャルメディア上で反応がよい投稿を、ブログ記事、動画、調査レポートなど、他のコンテンツにしたら、そのコンテンツをソーシャルメディア上でシェアしましょう。
その投稿でさらに反応をみます。コメントやシェア、いいね!などが多いコンテンツはさらに他のコンテンツにする余地があります。
例えば、ブログ記事の内容をさらに詳細化して見た目を整え、ダウンロードコンテンツにする、調査レポートで紹介したデータをインフォグラフィックにする、作成した動画のシーンの1つをInstagramでシェアするなど、1つのコンテンツを横展開することができます。
ユーザーの反応を見ながらコンテンツを決めよう
フィードバックからさらに次のコンテンツにつなげる
ソーシャルメディアでコンテンツをシェアする中で、ユーザーからのコメントで新しいアイデアを示唆されることがあります。例えば、○○についても知りたい、××バージョンも見たいなどといった意見は、そのまま次のコンテンツ企画に活かせます。反応がよいコンテンツは再度シェア
反応がよかったコンテンツについては、時間をあけて再度シェアすることで、再熱することがあります。毎日同じ投稿をしていたらさすがにあきられますが、1ヶ月くらいあけて再度シェアしてみると、今度は別の人が反応して再度コンテンツが注目される可能性があります。あるいは、1年前の夏に作成したコンテンツの反応がよければ、今年のバージョンにアップデートしたものを作成し、またシェアするといったこともできます。
まとめ:ゴールに応じたニーズを探る
コンテンツマーケティングのゴールは多様です。ブランドの認知をあげるのか、リード情報を獲得するのか、問い合わせ件数を増やすのか、あるいは苦情や質問などサポートのコストを減らすのか、ゴールによってアプローチが変わってきます。
ソーシャルメディアでは、コンテンツマーケティングのゴールに応じたユーザーのニーズを探る場所として活用することができます。