ドラマ/朝ドラ・昼ドラ・二ドラ

なぜか観てしまう昼ドラに潜在する9つのルール

誰にとっても「これぞ昼ドラ」の思いがあるようです。ドロドロの愛憎劇「昼ドラ」に潜在するルールを考えてみました。

竹本 道子

執筆者:竹本 道子

ドラマガイド

奥菜恵主演の『碧の海~LONG SUMMER~』が始まりました。純愛が憎しみへ、そして復讐へと変わるストーリーと聞くと、それだけで昼ドラらしいと感じてしまいます。昼ドラには温かいホームドラマ、ドロドロの愛憎劇、過激な演出の作品などがありますが、誰にとっても「これぞ昼ドラ」というものがあるのではないでしょうか。

視聴者は共感や感情移入といったものとは違う視点で昼ドラを鑑賞しているようです。そこで今回は、なぜかつい観てしまう昼ドラに潜在するルールを考えてみました。


昼ドラの大前提は家族をジメッと描くか、カラッと描くかのどちらか

まず大前提として、昼ドラは基本的に家族の姿を描いており、その描き方は大きく2つに分けられます。

1) 家族のドタバタを描いた「渡る世間縮小型」(←カラッと)

『愛の劇場 大好き!五つ子』、「愛の劇場『吾輩は主婦である』」『花嫁のれん』など

2) 愛憎を登場人物が仁王立ちで語り合う「悲恋感情呼応型」(←ジメッと)

『真珠夫人』、『牡丹と薔薇』、『愛讐のロメラ』など

カラッと型が一致団結、再建、絆等を描くのに対し、ジメッと型は嫉妬、裏切り、復讐、確執、ドロドロとした人間の業をえぐりだします。このドロドロが昼ドラ代名詞のひとつです。今回はこのジメッと型を中心に9つのルールをご紹介します。

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