買う場合には「よく分からない」は消しておく

あなたがもし、「分からない」があったにもかかわらずリスク商品を買った場合、その損失が生じた場合、誰もそれを保証してくれることはありません。リスク商品を買った、ということはその値上がりの可能性や損失の可能性について商品性を理解した、ということだからです。

初心者だからという言い訳は通用しません。なぜなら初心者で分からない人は買ってはいけない人だからです。

だとすれば、投資信託などのリスク性商品を買うときには「分かって、買う」しかありません。分からない点はしっかり質問をして「分からない」を消していくしかないのです。

そうなると、初心者ほど複雑な商品は買えないはずです。なぜなら「分からない」の数がたくさんあるからです。シンプルな商品、例えばインデックス運用を行う投資信託を選ぶべきです。「分からない」がたくさんあるのですから、複雑な投資条件が介在する商品は買わなければいいのです。

そして「分からない」を消す方法は、自分で調べるか、教えてもらうしかないのです。

堂々と「よく分からないから買いません」と言おう

実は、疑わしいと思われる金融商品や、セールスが強烈だが買いたくないという金融商品を回避する最強の断り文句は「知らないし、分からないから、買わない」なのです。これに「興味がない」を足せば、三大断り文句といってもいいかもしれません。

まず、まともな金融商品販売業者の場合、金融商品取引法や金融商品販売法などの法律に従わなければなりませんが、これらの法律の定めでは、その商品について理解をしていない相手に投資商品を販売してはいけません。つまり「知らない、分からないから、買わない」と意思表示をすれば、それ以上押しこみにくいのです。それ以上うるさく営業されたら「私は商品の内容について理解しました、というハンコは絶対に押さないつもりだが、それでもまだ営業するのか?」と言ってみましょう。ほぼ100%あきらめてもらえるはずです。

また、あやしい金融商品販売業者についても、「知らない、分からないから、買うつもりがない」とはっきり言うと、そこからしっかり説明をして売り上げをあげるか、あきらめて他の顧客に営業するか相手は考えます。そして、あなたにとりつく島がないと分かればあっさりあきらめることが多いのです。「興味もない」と分かればなおさらです。

お金については「よく分からない」をはっきり口にすることが大切です。「分からない」を認めることは恥ずかしい話ではなく、むしろあなたを助けてくれるのです。

買うにしても、買わないにしても。
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