「真実の愛」について、映画や小説、この恋愛サイトでも繰り返し題材として取り上げられているのは、近くにあるはずなのに実際に見極めるのがとても難しいから。本物と偽物の判断に迷い、多くの人が「真実の愛」にたどり着けないからです。

マレフィセント

(C) 2014 Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.


誰もが知っているおとぎ話、たとえばディズニー・アニメーション「眠れる森の美女」は呪いをかけられたオーロラ姫に王子様がキスをしたことで目覚めてハッピーエンド。めでたし、めでたし……となりますが、真実の愛がそんな単純に手に入るものではないことを現代の女性は知っています。

今回は、映画『マレフィセント』のメッセージとともに本当の強さ、究極の愛について解説していきます。

「眠れる森の美女」から生まれた究極のラブストーリー

ウォルト・ディズニー創立90周年記念作品『マレフィセント』(2014年7月5日公開)は『眠れる森の美女』の悪役マレフィセントの視点で描かれる、“禁断の呪い”が生んだ究極の愛の物語です。

眠れる森の美女

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ある王国で、念願のロイヤル・ベビー、オーロラ姫の誕生を祝うパーティーが開かれました。招待客たちが見守るなか、妖精3人が次々に幸運の魔法をオーロラ姫にかけていきます。「美しさを贈ります」「いつも幸せに包まれますように」……そして3人目の番になったとき、招かれざる客である邪悪な妖精マレフィセントが突如現れ、オーロラ姫に呪いをかけてしまいます。「16歳の誕生日の日没までに、姫は永遠の眠りにつくだろう。そして、真実の愛のキスだけが姫の眠りを覚ます」と。

やがてオーロラ姫は幸せに包まれ、美しい娘に成長します。その姿を見守るのは、あのマレフィセントでした。その視線が温かな感情に満ちていることを必死に隠しながら……。

女性が持つ強さの象徴とは

主人公は天真爛漫で美しいオーロラ姫(エル・ファニング)ではなく、彼女に呪いをかけるマレフィセント。マレフィセントを演じるのはアンジェリーナ・ジョリーです。ハリウッドを代表するオスカー女優であり、彼女が世界中で行っている人道活動や乳がん予防・啓蒙のための乳房切除なども大きな話題になっています。

本作で幼少期のオーロラ姫としてアンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットの娘、ヴィヴィアン・ジョリー=ピットが出演していますが、アンジーの威厳や強さだけでなく、あふれる母性が強く感じられる場面が印象的です。

来日記者会見でもアンジーは「マレフィセントも子どもの頃は人を信じる心を持ち、正義感もありました。でも、多くの子どもたちは純粋な心を持っていても、いじめられたり、ほかの人たちに馴染めないと感じたり、傷つけられたりすると、怒りや憎しみで暗い心を持ってしまうことがあります。誰だって人生で辛い思いを経験するものです。その暗いところから自分を取り戻すことは出来るのか。愛情や自分が求める幸せを手にすることはできるのか。この映画は、そういうことを問いかけています」と語りました。

マレフィセントは森の木々を自由に操る力を持つ、木の妖精。その生い立ちは謎に包まれているけれど、天真爛漫で純粋な心を持つオーロラ姫に触れることで失われた愛情を取り戻していく……女性の強さの象徴ともいえる存在なのです。