中世の町並みが美しいニュルンベルク

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カーザーブルクからみたニュルンベルクの街

ドイツのバイエルン地方の北に位置するフランケン地方の主要都市・ニュルンベルク。クリスマスの約一カ月ほど前から開かれるクリスマスマーケットがとにかく有名ですが、第二次世界大戦後に有名な軍事裁判が開かれたことでその名を記憶に留めている人も多いのではないでしょうか。

第二次世界大戦で壊滅的な被害を受けたニュルンベルクですが、その後かつての町並みに近い形で再建され、中世の雰囲気が漂う都市に。街の見どころも、中心地からすこし離れたところまで、実はいろいろとあります。

まずはニュルンベルク中心地の主要スポットへ!

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マーケットの開かれる中央広場はいつもにぎやかな雰囲気

ドイツの三大クリスマスマーケットにも数えられるほど有名なニュルンベルクのクリスマスマーケット。この時期には世界中から多くの観光客が訪れます。そのマーケットが開かれるのが街の中心地に位置する中央広場。広場では食べ物や日用品などを売る市場が毎日開かれ、クリスマス前でなくとも活気のあるエリア。掘り出し物を探してぶらりと見て回るのも面白いです。

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フラウエン教会を建てた皇帝カール4世の周りを回る選帝候たち

そして、毎日12時にはこの広場に面するフラウエン教会の仕掛け時計を見に、多くの人が訪れます。こちらは16世紀初頭につくられたドイツ最古の仕掛け時計。いまのものにはない風情があって、なかなかかわいらしいので、毎日お昼時には多くの人が訪れます。12時前から混み始めるので、良い位置で見たい人は事前に場所を確認して早めに陣取ることをおすすめします。(仕掛けが動くのは1日に1回お昼の12時のみ)

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柵に取り付けられている鉄の輪

中央広場の端にあるのが、高さ19メートルほどのシューナーブルネンという塔。こちらはフラウエン教会よりさらに古いもので、14世紀の終わりごろにつくられたもの。塔のまわりの柵に鉄の輪がついているのですが、願い事を考えながらこの輪を三回まわすと願いが叶うとも。こういう言い伝えのある場所はやはり人気なようで、こちらもお昼は常に人で賑わっているスポットです。

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ニュルンベルクの風景が描かれた素敵な缶入りも

この広場のすぐそばには、ニュルンベルグ名物レーブクーヘンの名店「Schmidt(シュミッド)」もあります。ほどよくスパイスの効いた素朴な焼き菓子レーブクーヘンはクリスマスマーケットの定番で季節物のお菓子なのですが、ニュルンベルクはその発祥の地と言われるだけあって、一年中この味を楽しむことができます。

中世から街を見下ろし続けるカイザーブルク

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街を見下ろすようにそびえているお城、カイザーブルク

その昔、広大な領土を擁する神聖ローマ帝国の皇帝は、各地を転々としながら領土を統治していたといいます。ニュルンベルクのお城カイザーブルクも、かつて皇帝が滞在していたお城のひとつ(ドイツ語でカイザーは「王」、ブルクは「お城」の意)。ノイシュバンシュタイン城のようなメルヘンさはありませんが、かつて城塞都市として栄えたニュルンベルクらしいお城で、高台にあるその場所からはニュルンベルクの街が一望できることからも人気のスポットです。

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お城内の井戸と棟は必見

第二次世界大戦で壊滅的な被害を受けたこの街ですが、お城にある井戸や街を見渡せる見張り塔は完全に破壊されることはなく、当時の趣もそのままに残っています。井戸の成り立ちを紹介してくれるガイドツアーは特に趣向を凝らしていて面白いのでぜひ参加してみてはいかがでしょう。

お城のふもとにはドイツの代表的な画家、デューラーの家も。かわいらしいスタイルの家の中を、実際に見てまわることができ、当時の暮らしを垣間みることができるのでこちらもぜひ。

<DATA>
■Kaiserburg
住所:Burgverwaltung, Auf der Berg 13 90403 Nürnberg
営業時間:4~9月9:00~18:00、10~3月10:00~16:00
休館日:日曜、12月24日、25日、31日、灰の水曜日の前日の火曜日(多くは2月、または3月で、日にちは毎年変わる)

ニュルンベルクの街歩きに欠かせない食べ物

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小ぶりなニュルンベルガーソーセージ。屋台で食べる場合には、お好みでケチャップとマスタードをつけて

日本のように街のあちこちにさっと腹ごなしできるようなものがあまりないドイツですが、ニュルンベルクの街の中心地には、小腹が空いたら手軽に食べられるようなものも比較的多くあります。

ニュルンベルクと言えば有名なのは、やはりソーセージ。ドイツの地方ごとに異なるソーセージですが、多くのものがとにかく大きい! 一方、ニュルンベルクのものは比較的小ぶりで食べやすく、味もハーブの味がほどよく効いていて、日本人でも食べやすい味。屋台で食べるものは小さなパンに三本ほどソーセージが挟んであり、お値段も2~2.5ユーロ程度とお買い得。

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街のあちこちでみかけるブレッツェルのスタンド

ニュルンベルクはバイエルン地方の一部なのでバイエルン発祥のブレッツェルの屋台もたくさん。なかにはレーズンやオリーブを練り込んだ物などを置いているパン屋さんもあるので、気になるものをチョイスしてみては。注文は「eine Brezel bitte.(アイネ ブレッツェル ビッテ、ブレッツェルをひとつお願いします)」と言えば簡単にできますよ。

ニュルンベルクのお土産を探すならココ!

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世界的に有名なおもちゃの見本市が開かれることでも有名なニュルンベルクらしい木のおもちゃはイチオシ

街の中心地にはおしゃれなショップがたくさんあるので、お買い物を楽しむのもおすすめ。ハズレのないお土産を探すなら、ニュルンベルク中央駅の正面にそびえる塔が目印のHandwerkerhofへ。

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中世の街に迷い込んだような雰囲気が楽しい

城塞都市の名残りのような石の塀と塔にかこまれた門をくぐると、中は一転、中世の街角の雰囲気。手工芸のお店が多く集り、ニュルンベルクらしい木でできた素朴なおもちゃや、オーナメント類、すず製品などもセンスの良いものが揃っています。

レーブクーヘンの名店「Schmidt」の支店もあり、かわいらしい缶に入ったレーブクーヘンを売っているのでこちらもチェックをお忘れなく。見つけるのも選ぶのもなかなか難しいお土産ですが、ここであれば「欲しい、あげたい」と思うものが、必ず見つかると思います。

<DATA>
Handwerkerhof
住所:Handwerkerhof. Am Konigstor, 90402 Nürnberg
営業時間:月~金曜10:00~18:30、土曜10:00~16:00(レストランは10:30~22:00。クリスマスマーケット後の冬期は長い休みに入ることがあるのでホームページをチェック)
休館日:日曜、12月24日、25日、31日

あてもなく歩くのが楽しいニュルンベルク

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天気の良い日は外でおしゃべり。ドイツの人はなんでもないことを楽しむのが上手

天気が良くて時間があれば、ぜひ楽しんでほしいのがあてもなく街をぶらつくこと。ニュルンベルクの街にはペグニッツ川が流れているのですが、この川沿いに広がる景色がとにかく美しく、川のそばにはカフェもたくさんあり、コーヒーを飲みながら会話を楽しむ人々や、芝生に腰かけてひと休みしている人の姿が多くあります。地元の人たちにまじってこんな時間の過ごし方をするのも旅ならではのぜいたくといえるでしょう。

次はニュルンベルグ街の中心地から少し離れた場所にある見どころをご紹介!