FUJIFILM『X-T1』で迫る Xマウントレンズの魅力(4ページ目)

マクロレンズで憧れのボケを手にする

フジノン『XF60mmF2.4 R Macro』は91mm相当の中望遠マクロレンズです。開放絞りはF2.4と明るく、重さ215g、フィルターサイズφ39mmとコンパクトで使いやすいレンズです。このレンズはポートレートにも威力を発揮するのですが、今回はマクロレンズとしての性能を調べてみましょう。

91mmという焦点距離ですが、これがなかなか便利です。なぜなら、被写体に近付かなくてもアップで撮れるから。例えばバラを撮ろうと思ったら、柵があって近寄れない。こんな場合、いくら最短撮影距離が短くても花はアップに出来ません。91mmのマクロなら離れた位置から花をアップにできるわけです。また背景の写る範囲が50mmに比べて狭くなるため、バックを単純化しやすいというメリットもあります。