はじめに

行政書士本試験は時間との闘いです。試験時間を有効に活用する方法はいくつかありますが、受験生が苦手とする「捨て問」についてお話をしたいと思います。

捨て問のススメ

行政書士試験を合格するには、適正に時間配分をしないといけません。平常心で問題を解き、正答率をあげるためです。

試験開始後の1分、試験開始一時間後の1分、試験終了前の1分、どれも同じ1分です。しかし、これらの1分について、全く同じように集中できる人は多くありません。どうしても試験終了前の1分は焦ってしまい、本来の実力を発揮できないはずです。

そのためにも、解けない問題や解きにくい問題をまずは飛ばして、解ける問題に時間を配分する必要があります。終了時間が迫ってくると、解ける問題も解けなくなってしまうことがあるからです。また、すべての問題を解き終わらないということを防ぐためにも、問題を飛ばす必要があるのです。

これが捨て問の発想です。

行政書士試験で捨て問は許されるか

捨て問に抵抗を感じる受験生は結構いるものです。そこで、行政書士試験において捨て問が許されるか考えてみたいと思います。

行政書士試験は6割取れば受かるという絶対評価の試験です。相対評価の試験ならば、合格定数をめぐって他の受験生との争いになりますから、なるべく高得点をとるべきであり、捨て問について消極的になることは理解できます。

しかし、行政書士は絶対評価の試験なのです。目指すべきは高得点ではなく、6割という合格基準点です。3問に1問の割合で捨て問にしても、他の2問が正解ならば合格できるのです(法律科目と一般知識科目の基準点をクリアする必要はありますが)。

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行政書士試験も他の国家試験同様、ゲーム感覚の割り切り方が必要です。

また、出題側の事情も考えてみましょう。行政書士試験において試験委員は難しい問題を投入せざるを得ません。絶対評価である以上、易しい問題ばかり出すと想定以上の合格者を出してしまうからです。つまり、試験委員は、はなから解けない問題を投入してくるのです。試験委員が「解けなくていい」と考えている問題を受験生が解く必要はありません。

このように行政書士試験は、他の国家試験と比べても、捨て問が許される試験なのです。