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夏こそ緑茶!ビタミンCとカテキン効果で美肌を目指す

緑茶は、熱に壊れやすいビタミンCを効率よく摂取できる数少ない飲み物です。その理由のひとつは、一緒に含まれている「カテキン」のおかげ。毎日お茶を飲み続けるだけで、 知らず知らずのうちに高い含有量のビタミンCやカテキンを摂取できます。緑茶は美しい素肌をキープしたい女性の強い味方なのです。

市川 雅恵

執筆者:市川 雅恵

お茶/日本茶ガイド

美肌のためにも、夏こそ緑茶を! ビタミンCやカテキンを摂取

ビタミンC含有量が高い緑茶は美肌の味方!

ビタミンC含有量が高い緑茶は美肌の味方!

どんなお化粧も、美しい素肌があってこそ。しみ・そばかすを増やすメラニン色素の沈着を防ぎ、肌のハリを保つコラーゲンをつくるのに欠かせないビタミンC。人間は、ビタミンCを体内では生成することができないため、ビタミンCを食品からとらなくてはなりません。 その点、ビタミンC含有量の高い緑茶は、美肌の味方といえます。
 

緑茶からビタミンCを効率よく摂取できる理由

ビタミンC、カテキンを含む緑茶

ビタミンC、カテキンを含む緑茶

緑茶は、壊れやすいビタミンCを効率よくとることのできる、数少ない飲み物です。ビタミンCは、ビタミン類の中でも酸化や加熱によって非常に分解しやすい上に体内に蓄えておくことができないビタミンです。たとえば、ほうれん草など茹でて食べる食材では葉から溶出したり分解したりして、条件によっては半分くらいに減ってしまうことも。

しかし緑茶の場合は違います。強い抗酸化力を発揮する緑茶特有の成分「カテキン」が、「ビタミンCの分解を防ぐ」作用があるからです。このおかげで熱いお湯でいれても、 湯飲みの中にはビタミンCが壊れずに含まれたままなのです。

目安として、成人は1日100mgのビタミンCをとることが推奨されていますが(※厚生労働省による2015年版・日本人の食事摂取基準による)、緑茶には約300~500mg/100g(茶葉)が含まれているといわれており、1日4~5杯の緑茶を飲むと1日に必要なビタミンCの約50%を補うことができます。他のお茶のビタミンCについては、加工中に減少してしまうため、紅茶にはほとんど含まれていません、烏龍茶もわずかに残る程度です。
 

緑茶は活性酸素を抑制する「抗酸化食品」

夏は紫外線が気になる季節

夏は紫外線が気になる季節

また、夏の過度な紫外線やストレスは、体内に活性酸素を発生させ、メラニン色素を過剰に産出させてシミを悪化させてしまったり、コラーゲンやエラスチンを破壊してたるみを引き起こす原因にもなるといわれています。しかし活性酸素を抑制する抗酸化パワーを発揮するのは、ここでも「カテキン」です。

毎日飲み続けるだけで、 知らず知らずのうちにビタミンCやカテキンを摂取できるため、緑茶は美しい素肌をキープしたい女性の強い味方というわけです。
 

夏においしく緑茶を飲む方法

夏こそ緑茶を楽しみましょう

夏こそ緑茶を楽しみましょう

夏はたっぷりと氷をいれたグラスに急須から温かい緑茶を注ぎ、いっきに急冷させるオンザロックで飲むのもおすすめです。抽出する時間もかかりませんし、緑茶の香りもたち、さわやかに喉を潤してくれます。

緑茶のカフェインが気になるという方は、水出し緑茶にするとカフェインが出にくくなります。カテキンの抗酸化作用は、お湯抽出でも冷水抽出でも含まれますので、お好きな方法でお楽しみください。

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