「おいしい日本茶が飲みたい」なら、道具にもちょっぴり気を配ってみましょう。同じ茶葉でもお茶を入れる道具を変えれば味は変わってきます。基本の道具をご紹介します。


煎茶を入れる基本の道具

急須
湯呑(ゆのみ)
茶葉
スプーンまたは大さじ
基本の茶器

お茶をおいしく入れるために最低限必要な茶器



急須について

自分に合った急須を選ぼう

自分に合った急須を選ぼう

急須は、適したサイズ、網、形の3つに注目してみましょう。

  • 急須のサイズをみる
入れる人数に合わせて適した急須サイズを知りましょう。急須の大きさは重要です。少ない人数分しかいれないのに大きな急須を使うと、茶葉がお湯にしっかりと抽出されず、せっかくいれたのにおいしさが半減してしまうことも。

一般的な急須サイズは250ccから350cc程度です。家庭用として2人から3人分程度のお湯が入る急須を選ぶと普段使うのに便利です。ひとり分を入れる場合も使いやすいサイズです。

  • 深蒸し煎茶を入れるときは茶こしの目に細かいもの
深蒸し煎茶を入れるときは、急須の注ぎ口に細かいメッシュタイプの茶こしがついているものがおすすめです。

深蒸し煎茶は、蒸し時間が長いため葉の繊維が壊れやすく、茶葉も細かく仕上がっています。茶こしの網目が粗いものだと、目詰まりを起こしてしまうことがあります。最後の一滴まで気持ちよく注ぎ切るために網の状態もチェックしましょう。
 
急須の網目

陶器製網も網目の細かさをチェック

急須の網目(金属製)

よくみかける金属製の細かい網目のもの


  • 茶葉が対流しやすいもの
急須の形は程よく丸みをおび、茶葉がお湯の中でゆらりゆらりと踊れるような形が理想です。

形があまりにも細長いもの、または急須自体はゆったりしていても中についている網が、かご状でとても細くて小さいものは、お湯と茶葉が対流せずに茶葉の開きが鈍くなるためにおいしさの抽出力が弱まってしまいます。
急須のおすすめの形

急須は細長い形より、平型のほうがおすすめ



湯呑について

湯呑は基本的には自分の好みやお客様に合わせて選んでください。

目安ですが、煎茶椀は約100cc(満水時)程度、マグカップは約300cc(満水時)程度が主流です。急須が300cc(満水時)であれば、煎茶椀だと3人分、マグカップだと1人分となります。急須サイズとバランスのよい大きさの湯呑を選ぶとよいでしょう。
白磁の湯呑(茶器)

煎茶の色が美しく映える白磁湯呑



茶葉とスプーン

茶葉を計量するのに特別なものはいりません。スプーンがあれば大丈夫。煎茶の場合、大さじに軽く1杯が約8~10gです。お湯約300ccで抽出するときの目安です。
慣れてきたら専用の茶さじを使ってみよう

慣れてきたら専用の茶さじを使ってみよう

慣れてきたら、スプーンの代わりに茶葉専用の茶さじを用意してみましょう。茶さじは、様々な形や素材があり可愛いものもたくさんあります。お気に入りを見つけるのも楽しいものです。
茶さじ(茶器)

湿気に強い桜の皮を施した茶さじ

基本を知ってから、自分好みのデザインで機能性の良いものを選びましょう。一番大切なのは、お茶の時間が自分にとって心地よい時間になることです。

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