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「虎ノ門ヒルズレジデンス」の魅力

2014年6月11日、「虎ノ門ヒルズ」が開業した。店舗やオフィス、住宅の他に、ホテル「アンダーズ東京」も入居。ここでは「虎ノ門ヒルズレジデンス」の魅力についてレポートしよう。

坂根 康裕

執筆者:坂根 康裕

高級マンションガイド

 

「虎ノ門ヒルズ」開業

環状2号線から「虎ノ門ヒルズ」を望む<提供:森ビル>

環状2号線から「虎ノ門ヒルズ」を望む<提供:森ビル>

本日(2014年6月11日)「虎ノ門ヒルズ」が開業した。「虎ノ門ヒルズ」(森ビル)は地上52階建て、オフィス、店舗、ホテル、住宅などが混在する複合タワーである。所在地は港区虎ノ門1丁目23番。設計は日本設計、施工を大林組が担当。交通アクセスは東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅が徒歩5分で最も近い。

「虎ノ門ヒルズ」最大のトピックは環状2号線が建物の地下を通過することである。これは事業者の森ビルが、以前手掛けた「六本木ヒルズ」にも見られる手法。「六本木ヒルズ」では環状3号線と六本木通りの立体交差を実現。同施設の駐車場フロアを含め、3層構造の人工地盤を完成させた。

今回の「虎ノ門ヒルズ」と環状2号線の一体開発は、湾岸を経由し「羽田と20分ほどでつながる」国際都市としてのインフラ整備事業でもあると解釈できる。アジアヘッドクオーター構想を具現化したプロジェクトといっても過言ではないだろう。また新橋虎ノ門間の「新虎通り」は東京を代表する目抜き通りにする計画も発表されている。

「虎ノ門ヒルズ」虎ノ門エントランス

「虎ノ門ヒルズ」虎ノ門エントランス


世界主要都市で展開する「アンダーズ東京」

「AO SPA AND CLUB」(37階)

「AO SPA AND CLUB」(37階)

「虎ノ門ヒルズ」上層47階~52階を占めるホテルは、ニューヨークやロンドン、上海など世界主要都市で展開する「アンダーズ東京」である。51階にラウンジ、タヴァーン(ダイニング)が。客室は47階~50階に。52階ガラス屋根付きのオープンエア空間ではカクテルなどが楽しめる空間に仕上がっていた。チャペルも併設されている。

37階では「AO SPA AND CLUB」(スパ)、51階~52階は3つのイベントスペースと4つのミーティングルームを用意。いずれの部屋からも東京の絶景が楽しめる設えである。

住居フロアは37階~46階。総戸数172戸。森ビルが運営する140戸のうち半分が分譲、半分が賃貸住戸となる予定。居住者は「アンダーズ東京」のルームサービス、ランドリーサービスが受けられる。「ホテルライク」ではなく、ホテルのホスピタリティがそのまま享受できるシステムだ。レジデンスとホテルとサービスアパートメントの各々の利点を足し合わせたような仕組みともいえ、良さを十二分に実感できる人にとっては理想の住まいだといえそうだ。

「虎ノ門ヒルズレジデンス」ロビー

「虎ノ門ヒルズレジデンス」ロビー


「虎ノ門ヒルズレジデンス」40階モデルルーム

40階モデルルーム間取り<提供:森ビル>

40階モデルルーム間取り
<提供:森ビル>

住居の専有面積は44.80平米~239.83平米。1ベッドルーム~3ベッドルーム。モデルルームは40階に設営されていた。

専有面積は139.60平米(42.23坪)。西向き角部屋の2ベッドルームである。月額賃料は162万円。坪換算で3.83万円程度。付加価値で同等のものが見当たらないので、比較は困難だろう。

皇居方向の景色ももちろん素晴らしい眺めだったが、最も印象的だったのは間取り。マスターベッドルームには大型の一坪バスが用意されているのだが、室内に扉のない設えでシャワーブースが用意されていた(上の画像を確認してご覧ください)。あえてこの位置にしたのはシャワーを浴びるたびに視界の端で東京を見下せるからに違いない。日常行為のプロセスに都心の風景を組み込む仕掛けは他の住戸タイプにも見受けられるのだろうか。

「虎ノ門ヒルズレジデンス」40階モデルルーム リビングダイニング

「虎ノ門ヒルズレジデンス」40階モデルルーム リビングダイニング


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