サイバーナビに横幅200ミリ・ワイドモデル登場
カロッツェリアはフラッグシップのサイバーナビがモデルチェンジ。とはいえ、昨年型のマイナーチェンジで、機能はほぼ昨年モデルと変わらず。操作系を中心に改善した形だ。変更点は、まずラインナップに横幅200ミリのワイドボディ機が加わったことがひとつ。これでボディタイプは1DIN+1DIN、2DIN、200ミリワイドボディの3タイプになった。またそれぞれに、AR HUD(ヘッドアップ・ディスプレイ)ユニット+スカウターユニット付属の「H」モデル、スカウターユニットのみ付属の「S」モデル、標準モデルの3タイプがあるので、サイバーナビ0099シリーズは全9モデルとなる。
操作系では、スマートフォン同様のフリック&ドラッグで地図スクロールができるようになった。従来通りの、地図にタッチしてスクロールする方式も残していて、ユーザーが使いやすい操作を選べる設計だ。また昨年モデルで不評だった操作レスポンスは大幅に改善。イライラせずに、普通に使えるようになっている。
独自の先進機能がカロッツェリアの真骨頂
機能的には昨年モデルとさほどかわりがないサイバーナビ2014モデルだが、他メーカーのカーナビと比べると、先進的な部分は数多い。まずAR HUDユニット付きの「H」モデルは、これまでに無い道案内を提供するし、スカウターユニット付きの「S」モデルは、前車との車間距離、信号の赤→青の切り替わり、高速道路での車線逸脱、制限速度等、さまざまな情報をナビ画面や音で確認できる。また他のユーザーとスカウターの画像を共有することで、これから行く先の道路状況を車内にいながら画像で確認できたりもする。そしてスマートループ渋滞情報。実際に走行中の他のユーザーと交通情報を共有することで、渋滞を避けて目的地まで最短時間で到着するルートを提供してくれる。この渋滞対応力がサイバーナビを含むカロッツェリア・ナビの真骨頂で、これを一度体験してしまうと、手放せなくなってしまうのだ。