ベルニナ線の旅
世界遺産にも登録されたベルニナ線。 画像提供 スイス政府観光局 www.myswiss.jp
夏のシーズン中、ベルニナ線の区間には一日数本のベルニナ・エクスプレスが走ります。通常の列車よりも停車駅が少なく、ひときわ大きな窓の解放感あふれるパノラマ車両で運行。スイス随一と言える絶景ルートを走る人気の列車です(要座席予約)。
険しい山岳地帯を走らせる素晴らしい鉄道技術を誇るスイスですが、ベルニナ線はその見本と言えるでしょう。2008年には、周辺の景観と合わせて世界遺産に登録されました(レーティッシュ鉄道アルブラ/ベルニナ線の鉄道遺産と周辺の景観)。
ベルニナ線のポイント
■モルテラッチ氷河(地図1)ベルニナ線の略図
眼下にはペルス氷河の雄大な流れ
■ラーゴ・ビアンコ(地図3)
列車が沿線の最高所に差しかかる頃、山上湖、ラーゴ・ビアンコが車窓に広がります。ラーゴ・ビアンコとは、イタリア語で「白い湖」という意味。湖の対岸にはカンブレナ氷河が眩しく光ります。ガイドが初めてここを訪れたのは5月。湖面には氷河から流れ落ちた氷塊が浮かび、別世界に迷い込んだような錯覚を覚えました。
■アルプ・グリュム(地図4)
列車は標高約2250mの高山地帯を進む 画像提供 スイス政府観光局 www.myswiss.jp
■ポスキアーヴォ(地図5)
中世の趣きを色濃く残す町。ロマネスク、ゴシック、バロックなど、いろいろな時代の建築様式の街並みを散策してみはいかがでしょうか。
■ブルージオのループ橋(地図6)
レーティッシュ鉄道は、日本の箱根登山鉄道と姉妹提携を結んでいる