壁で区切るウォークスルー収納
壁面クローゼットの一角をドレッサーやデスクにしてもいい
それぞれのタイプには一長一短があり、壁面型はスペースの効率は良い一方で、ベッド越しに収納扉を眺めることになるため安らぎ感を損ねる恐れがあります。その点でウォークイン型は別室としての独立性が高いのですが、面積に余裕がないとできません。
そこで第3のスタイルとして、寝室も収納も独立性をもちながら、ゆるやかにつながるウォークスルー型収納をご紹介します。この収納は、通路と着替えの機能を兼ね備えた点が特徴です。そして壁沿いにある収納と寝室との間には、部分的に壁を設けて空間を区切ります。その仕切り壁にベッドのヘッドボードを向けて配置したときの、収納と寝室を合わせた広さは10畳程度。効率の良いスペースの使い方ができます。
スクリーンで仕切るウォークスルー
IKEA港北には、ベビーベッドも置いた13畳の寝室ルームセットがあります。
壁側には組み立て式のクローゼットを設置して、寝室との仕切り壁を造る代わりに、厚手の生地のスクリーンを吊るすことでの応用も可能です。共働き、子育て中、残業が多いなど、お互いの生活時間がずれてしまいがちな夫婦には、メリットのあるレイアウトではないでしょうか。
就寝と更衣の両方を行う寝室では、相手の睡眠を妨害する恐れがありますが、ウォークスルー収納があれば着替え専用のスペースが確保され、就寝空間は快眠性を高める狙いでインテリアを整えることができます。
気になるウローゼットの収納量も、把握しておきましょう。