FPとして独立したきっかけは…
お客様の資産護身を提唱する
広告業という消費者目線が求められる仕事をしていたので、一部の資産家だけではなく、もっと多くの人達に資産防衛についての関心が広がっていくのではないか?と感じたとのこと。
その為、資産に関する勉強はしたいと思っていたようですが、あくまで自分のためであって、職業として関わっていこうとは思っていなかったようです。
そんな岩本さんが、FPを生業とする転機となるのは……。
新規アプローチの切り口を変え、「資産・福利厚生」などを中心に、企業価値を高める=広い意味での広告となると思い、FPの学習を始めました。FPの学習内容が、私が予想していた「一部の資産家だけではない資産知識」であることと、FPの立ち位置が、「専門家と連携して提案を進めていく広告業の営業と似ている」ことが、FPの仕事に魅力を感じるキッカケとなりました。
はじめは、広告とFPの二本柱で仕事を進めていたのですが、どちらも中途半端になってしまい、売上にも影響が出始めてきました。
そこで、CFP(R)の取得と同時に、比較的新しいジャンルで、自分のスタイルが作れそうなところに魅かれ、FP業に業務転換をする決断に至ります。
現在は、セミナー講師や執筆活動の他にも「我慢をしない節約で、年間10万円の小遣いを作れるようにしよう!」というテーマで、増税に負けない家計支援相談を始めています。
FP岩本雄一さんの一日に迫る
さて、岩本雄一さんの普段の一日における仕事内容をお聞きしたところ、下記のようなスケジュールとのこと。午前7時 起床・子ども達の保育園準備(着替え・食事)
午前8時 妻と子供達を送りだし
午前9時 メールチェック、ミーティングなど(土曜日は、大宮で合気道指導)
午後0時 食事
午後1時 相談、営業先回り、執筆、校正、レジュメ等作成など
午後7時 家族で食事・団らん(火曜日は、戸田で合気道指導)
午後9時 資料まとめ、やり残した仕事の予備時間など
午前0時 情報収集、ブログ、SNSチェックなど
午前1時~2時 就寝
今回の取材を通じて分かったこと
岩本さんの強みは発想力。色々な話がどんどん出てきて、ここでは書きつくせないほど、活躍の場を広げている印象でした。
そのうちのいくつかをご紹介すると……
広告マン時代のプレゼンスキルに加え、塾の講師を行うことで、バイト料を受け取りながらセミナー講師のスキルを身に付けたようです。
その甲斐があってなのか???
ゆうちょ財団の継続研修の講師や住宅展示場でのセミナー講師、資格取得の為の講師等、幅広く活躍しています。
「我流なのでブロークンだけど、熱く楽しいセミナー講師振りですよ」と、岩本さんは笑って話をされました。他にも、通勤講座という資格取得コンテンツの制作や、住宅雑誌の定期コラムも執筆継続中である等、異業種からFPになったハンデをモノともせずに、FPの仕事を確実に増やしています。
面白いのは、仲間と立ち上げた一般社団法人FP協働サポートセンターの副代表理事としての肩書きもあり、その活動の一つに “家計お助け戦隊!FPレンジャー”というものがあります。
ヒーローショーを通じて『お金の偏見や誤解をなくし、親子でお金の大切さを学べること』をテーマにしたもので、埼玉県認定のヒーローとして、企業や学校等からの依頼に対応しているようです。(有料)
今後は、FPレンジャーとFPサービスを活用した、法人向けサービスにも力を入れていくようです。
また、プライベートでは武道が趣味の様で、柔道・空手・中国拳法と学び、現在は、合気道教室を運営しています。
その為、岩本さんは、ご自身のことを「武道家FP」と名乗り、『心身は武道で守り、資産はFP知識で守る』をテーマとしているそうです。
ただ派手なことで注目を浴びればいいという一過性のものとは違う、一つ一つの企画や行動に、新しい価値観を創造していくという意思を感じました。これは、前職の広告業での経験や考え方が生きているのでしょうね。楽しみながら活動しているなぁ!と。
この様に、FPという仕事の可能性を感じさせる活動をしている岩本さんの今後の活躍から目が離せませないと感じました。