桐谷さんも保有するオススメ5銘柄とは?

「7月は優待銘柄が少なくて20個くらい…。あまり選択の余地がない」とちょっぴり悩みながらも、自身も保有しているという5銘柄を紹介してくれました。
まずは、映画好きな桐谷さんらしいこんな銘柄から――。

スバル興業<9632> 

桐谷さん7月のオススメは…

桐谷さん7月のオススメは…

「7月の銘柄ならスバル興業<9632>、ここが1番オススメかな。有楽町にある映画館『スバル座』の映画券が、年間12回分貰えるんです。配当利回りは2.26%。平均が2%くらいだからたいしたことはないけれど、定価の1800円で映画を観ることを考えたら、利回りは6.5%にアップします。映画好きにはいい優待と言えるんじゃないでしょうか。銀座で映画を見るのはやっぱり気分がいいものですよネ。以前は2000株持っていたのですが、他の映画会社の優待もあるので、使いきれずに半分手放したんです。今の株価が332円くらいだから、約33万円で株主になれます」

ティーライフ<3172>  

「ティーライフ<3172>は健康食品の通販会社で、2年前から優待制度を始めました。優待は、自社の通販サイトで使える1000円分の優待券。健康茶の種類が豊富なので、女性には嬉しいのでは?現在の株価は744円ですが、100株単位なのでわずか7万4400円で株主になれるのが魅力ですネ。配当利回りは3.36%だから、まあまあですネ。1年目の優待券では、消費税分を余分に払わなくてはいけないのが嫌だったのですが、2年目からは消費税込みになったのでひと安心です。やっぱり、優待の魅力は、お金を使わずに済むことですからネ」

トーホー<8142>

「トーホー<8142>は、西日本を基盤にした業務用食品卸の会社。「A-プライス」などのスーパーを展開しています。配当は2.77%ですが、1000円ごとに100円引きになる割引券が50枚貰えるだけでなく、半年ごとに2000円相当のコーヒーのセットと自社セレクトの商品がもらえるから、優待としては悪くないと思いますよ。株価が361円だから36万円で株主になれますネ」

ながの東急百貨店<9829>

「ながの東急百貨店<9829>は名前のとおり、長野県の東急百貨店を運営する会社。配当は1.5%とあまりよくないけれど、1000円ごとに100円引きになる優待券が、1000株で50枚ついてきます。つまり、東急百貨店での買い物が10%割引になるということ。その券を全部使ったとしたら、利回りは4.9%に上がります。実はこの優待券は、東京の東急百貨店でも使えるんですヨ。利用条件が多少変わるけれど、割引率は同じ。東急百貨店を運営する東急電鉄の株は700円くらいするけれど、ながの東急なら200円程度だから、約20万円で株主になれる。東急百貨店の愛用者や御中元・御歳暮を送る人にはいいのでは?
私も、いつも御中元を送ってくださる方に『よければこれで買ってください』と、優待券をプレゼントしていたことがありますヨ」

東京楽天地<8842>

「東京楽天地<8842>は楽天と勘違いしそうだけど、ここは、阪急・東宝グループの不動産会社。ここは映画館も運営しているので、映画券が貰えるんです。1000株だと、錦糸町にあるTOHOシネマズ錦糸町と楽天地シネマズ錦糸町でしか使えないけれど、2000株以上だとこの2つの映画館に加えて、全国のTOHOシネマズでも映画が観られるのが嬉しい。

だから私は、2000株以上保有していますヨ。配当は1.28%で、配当利回りが2.23%。現在の株価が470円程度だから、株主になるには最低47万円、2000株保有するには約100万円が必要ですね。最近株価が急激に上がったので、割安感という点ではイマイチだけど、仮に東宝を買うとしたら、1000株で200万円くらいは必要。その半額で、同じような優待内容が得られると考えば、おトク度は高いと思います。東宝は100株単位なので20万円でも株は買えるけれど、それだと映画の割引券しかもらえないからお金を払わなくてはいけない。私の優待ポリシーは、できるだけお金を使わないことだから、割引券では意味がないんです」

★桐谷さんの連載は次回に続きます!

桐谷 広人さんプロフィール
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1949年広島県出身、将棋棋士・投資家。日本テレビ系のバラエティ番組『月曜から夜ふかし』で現金を使わず、株主優待のみで生活をする姿が話題になった。現在はテレビ、雑誌、書籍などで幅広く活躍し『桐谷さんの株主優待生活』など著書多数。

取材・文/西尾英子 撮影/松本英明
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