現役学生と社会人出身者の関係

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30代や40代のクラスメイト。彼らが仕事を辞めてまで理学療法士を目指す姿勢に学べることは多々あります。


クラスメイトは同い年。通常の学校生活では当たり前のようなことですが、専門職の養成校ではそうでもありません。理学療法士養成校でも、現役学生(高校卒業直後の入学者)と高校既卒者(多くは社会人出身者)が混在し同じクラスに在籍します。

当然、年齢は違えど同じ目標を持ち、努力する仲間として数年間を共にするのですが、目的意識の差や世代間のギャップで希薄な関係になることも珍しくないようです。そこで今回は現役学生の視点で社会人出身者から学んでほしいポイントについてご説明していきます。

現役学生から社会人出身者への視点

クラスメイトとはいえ年上だと、言葉遣いや態度など、どうしても気を遣わざるを得ず、いつの間にか距離をとってしまいがちです。気がつけば、遠慮なく話が出来る同世代の仲間だけとコミュニティを作ってしまい、社会人出身者たちとの接点が少なくなっていることはしばしば見受けられます。無論、無理に関係性を作る必要はないのですが、社会人出身者との接点は、現役学生に大きなプラスをもたらしてくれます。では、どのようなプラスがあるのか? 以下に社会人出身者に学ぶべき点を挙げてみます。

社会人出身者に学ぶべきこと

  1. 向学心
  2. 勉強の仕方
  3. 言葉遣いやマナー
まず、1の向学心。多くの社会人出身者が経験する事ですが「理学療法士を目指す」と決め、周囲や家族に打ち明けると、ほぼ反対されます。また、3年ないし4年の間、得られていた給与所得を捨て挑むという気持ちがそれ相応の覚悟を持たせます。必然的に人生において背水の陣を敷いた状態であり、「絶対に失敗できない」「理学療法士になるんだ」という気持ちが強い為、授業や勉強への取り組み方には大きく刺激を受けるはずです。

1は2の勉強の仕方にも共通します。勉強の仕方は人によってさまざまです。しかし、どんな勉強方法でも「理解できなければ理解できるまで自分なりに勉強方法を工夫していく」という気持ちが大切です。社会人出身者の多くが将来に対する当事者意識が強く、わからないままにせず、「どうすれば理解できるか?」を追求する為、その工夫された勉強方法などは大変参考になります。

続けて3ですが、実習や就職活動の際に、大きなポイントになるのが言葉遣いや配慮といった社会適応性です。それらの社会的マナーを在学中、気軽に同級生に相談出来ることは恵まれた環境であり、そばにいてくれれば、心強い存在となるでしょう。

注意が必要? 社会人出身者の甘い誘い

全ての社会人出身者が向学心を持っていれば良いのですが、非常に残念なことにそうではない方々もいらっしゃいます。再び訪れた学生生活に対し、「遊べる時間が増えた」と勉強をおろそかにするだけでなく、遊ぶことにリーダーシップを発揮してしまい、それに巻き込まれる現役学生たちが出てくる事例もあります。

自分自身の目標は何なのか?何のために学校に来ているのか?それを再確認する意味で、社会人出身者の行動は学べることが多いと思います。ただ、現役生を軽視するような人や遊びに没頭すような人は反面教師として捉え、自分の目標や人生を大切にできる方々と一緒に理学療法士を目指して下さい。

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