ネパール/ネパール基本情報

ネパールの季節・気候・旅の服装(2ページ目)

1年に春、初夏(酷暑期)、モンスーン、初秋、晩秋、冬と6つの季節があるネパール。小さな国土ですが、北部のヒマラヤ地域、インド国境に近い南部のタライ平原で全く気候が異なりますので、訪れる時節、エリアによって服装、持ち物も変わります。カトマンズ、ポカラ、山岳地域、タライ平原と4つに分けてご案内していきます。

うえの ともこ

執筆者:うえの ともこ

ネパールガイド

ポカラの気候

サランコットの丘より眺めるマチャプチャレ

サランコットの丘より眺めるマチャプチャレ

美しい湖とアンナプルナ山群が間近に迫るネパール第2の街ポカラ。標高は800mと低く、カトマンズより温暖でトロピカルな気候なので、カトマンズから到着すると湿度と気温がより高く感じられますが、年間通して穏やかで暖かく、特に冬は最低気温5度前後、最高気温は20度近くまで上がり、とても過ごしやすいです。

6~8月の降水量はカトマンズより多く、じめじめして洗濯物が乾きにくいので、乾きやすい薄手の素材の衣服、着替えを少し多めに用意しましょう。服装はカトマンズとほとんど変わらないと考えてよいですが、早朝にサランコットなどヒマラヤ展望台へ行く際には、夏でも薄い長袖を一枚、冬は十分な防寒対策をしてください。

ヒマラヤ山麓と山岳地帯

夏(6月~9月)は雲が広がりヒマラヤの眺望がのぞめないことから旅のオフシーズンとされていますが、実際には多様な高山植物や鳥類が観察できますし、標高2000mを越える高原の避暑地ではとても涼しく過ごせます。また北西部のムスタン地域は、モンスーンの影響は少なく、乾燥地帯ですので快適にトレッキングが楽しめます。

春(2月から3月)はネパールの国花シャクナゲが咲き誇り、白いヒマラヤとのコントラストはまるで風景画のよう。暖かくなり始める時期ですが、防寒対策は十分に。

モンスーンで雨が降る時期(6月~9月)には、雨具を持参し、森林地帯では蛭の侵入を防止する服装を心がけましょう。

国内様々なトレッキングルートがありますが、標高4000mを越え5000mの高所を通過するコースもあります。冬は氷点下になりますし、降雪の影響も考慮して厚手のダウンジャケット、ウールのセーター、機能性の高い下着、厚手のソックス、手袋、頑丈なトレッキングシューズを。寝袋も十分な保温性のあるものを選んでください。湯たんぽもあると快眠できます。  

■現地でレンタル、格安で入手可能

ウールのニットキャップやセーターは、トレッキングの基点となる町で一年中安価で販売されています。トレッキング中に必要となるダウンジャケット、寝袋、ステッキなどの装備は、ネパール国産メーカーと国際的なマウンテンギアの専門店、レンタルショップがありますので、現地調達も可能です。

標高3000mを越える場合、水分を十分に取るなどの高山病対策を。積雪が見込まれる地域では雪焼け、凍傷にも注意が必要です。わずかでも症状が出始めたら自己判断せず、すぐに休息し、高度を下げ、迷わずレスキューを要請してください。
 

タライ平原

チトワン国立公園エレファントジャングルサファリ

チトワン国立公園エレファントジャングルサファリ

海抜70~600mのネパール南部タライ平原。世界遺産にもなっている仏陀生誕の地ルンビニ、チトワン国立公園の観光地があります。インドから陸路で出入国する場合はこの地帯を通過することになります。

熱帯性気候なので、夏(5月~8月)は日中の気温は40度を軽く越え、湿度も大変高く、観光には不向き。この地域は10~3月ごろまでが旅のベストシーズンです。

ジャングルサファリへ参加するならば、帽子、長袖を1枚、足元は長めのソックス、長ズボン、丈夫な靴で。川でのアクティビティにはサンダルがあるとよいでしょう。

マラリアや日本脳炎の発生が懸念されている地域ですので、十分な虫除け対策が必要です。特に雨季には毒蛇に対する防御も考慮した服装が望ましいです。

このように狭い国土ながら多様な自然環境と気候のおかげで野生動物と植物の宝庫となっているネパール。それぞれの季節を楽しみに訪れてみてください。
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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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