調査結果の数値が一覧に掲載されていた市区町村は平成24年度調査を同年6月12日迄に実施した行政区。記載が無かったのは大阪市、箕面市、大東市、大阪狭山市、高石市、和泉市、泉大津市、熊取町、阪南市、豊能町、能勢町。また学校数が1校の市区町村は、テストを受けた児童数/生徒数は公表されているものの、平均正答率が公表されていません。小学校では田尻町、中学校では太子町、河南町、千早赤阪村、忠岡町、田尻町、岬町が平均正答率の公表がありませんでした。
これらの市区町村を除く平均正答率をみたところ、色々と興味深い特徴がありました。
北摂エリアとと和泉エリアでは、かなりの格差有り
まずは大阪府を北摂(豊中市、池田市、吹田市、高槻市、茨木市、摂津市、島本町)、北河内(守口市、枚方市、寝屋川市、門真市、四条畷市、交野市)、中河内(東大阪市、八尾市、柏原市)、南河内(富田林市、河内長野市、松原市、羽曳野市、藤井寺市、太子町、千早赤阪村)、和泉(堺市、忠岡町、岸和田市、貝塚市、泉佐野市、泉南市、田尻町、岬町)の5エリアにわけて比べてみました。
行われたテストは小学校が国語算数、中学校がプラス英語。AとBは、Aが「知識に関する問題」、Bが「活用に関する問題」です。すべての科目について大阪府平均と各エリアの平均を出してみました。
科目がなんであれ結果は全て同じでした。TOPは全て北摂。ダントツです。最下位は、これまたすべて和泉。
小学校は北摂と南河内が全科目において大阪府平均以上、その他のエリアは全て平均以下。中学校では北摂は全科目大阪府平均以上、それ以外のエリアでは全エリアともに全科目大阪府平均以下。エリア格差がある事はなんとなく予想できますが、かなり衝撃的な結果です。
エリア平均では、くっきりとエリア差が出ましたが、各市町村レベルまで見た場合はどのような結果となるのでしょうか。次のページでは各科目毎の平均点の高い行政区、低い行政区をみてまいりましょう。