生命保険/生命保険会社の選び方

保険会社の格付け&健全性ランキング2014(2ページ目)

生命保険会社43社の信用格付けとソルベンシー・マージン比率をランキング形式で比較。各社の経営の健全性を確認できます。生命保険を選ぶ際の参考にしてください。2017年に作成した最新情報へのリンクも冒頭に追記しました。

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

  • Comment Page Icon

ソルベンシー・マージン比率で保険会社をランキング!

生命保険会社の経営の健全性を判断するには、「ソルベンシー・マージン比率」を確認してみるのも一つの方法です。

ソルベンシー・マージン比率とは、将来の保険金支払いに対してどのくらい余力があるのかを示す数値です。危険準備金や有価証券の含み益等を数値化したリスクで割って求め、パーセント表示されています。200%を超えていれば一応健全とされています。計算式はかなり難しいので載せませんが、興味のある人は、生命保険協会や保険会社のHPで確認(ワード検索等)してみて下さい。

表は、各生命保険会社が発表している2010~2012年のソルベンシー・マージン比率です。2012年の比率が高い順にランキング形式にしました。
各保険会社のソルベンシーマージン比率

各保険会社のソルベンシー・マージン比率

ソルベンシー・マージン比率は高いほうがより健全とされていますが、新しい保険会社だと高い数字になりやすいようです。より公正に比べられるよう、2012年だけでなく2011年と2010年の比率も載せて、1年前や2年前に比べてどのように推移しているか確認できるようにしておきました。また、ランキング形式にしているので、他社と比べて高いのかどうかが分かると思います。

ソルベンシー・マージン比率が最も高い保険会社は、みどり生命の9955.5%。次がアリアンツ生命の8063.8%、3番目がソニーライフエイゴン生命の8034.5%と、聞きなれない保険会社3社がかなり高い比率で並んでいます。みどり生命は、2008年にできた、株式会社ベルコ及び株式会社互助センター友の会が大株主の新しい保険会社です。

2012年度の比率では、43社中20社が1000%を越えています。2年前と比べると30社ほどが上昇して、例えばアリアンツ生命は、2年前に比べて3288%、1年前と比べたら4860%も上昇しています。計算内容を確認すると、資産運用リスクの大幅な減少が比率変動の主な要因になっています。

生命保険は加入期間が何十年にもなることも多いので、加入する保険会社の経営が健全かどうかは十分に確認しておくべきです。格付けやソルベンシー・マージン比率は、今良くても将来悪くなる(その逆も)可能性があることも頭に入れておきましょう。

【関連記事】
医療保険を選ぶ際の保険会社の選び方
比べてわかる生保各社の実力度(2011年度新契約編)
比べてわかる生保各社の実力度(2011年度保有契約編)
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2024/12/31まで)を実施中です!

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます