散歩/グルメ・行列・銭湯の散歩ルート

「洋食エリーゼ」の魅惑のオムライスを探して歩く

個人的な名店「洋食エリーゼ」の魅惑のオムライスの面影を求めて、四谷から荒木町、富久町まで歩き、「キッチンたか」 「洋食KOBAYA」を訪れた。さらには、思いがけない懐かしの名メニュー「ビーフトマト」 「トマトのビーフ」にも再会することができた。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド

洋食エリーゼのオムライス

ある日のお昼時、四谷のしんみち通りの入り口でふと足が止まった。「かつれつ四谷たけだ」に行列ができている。そうだ、ここはかつて「洋食エリーゼ」だったのだ。そして、「洋食エリーゼ」といえば、僕のなかではオムライスであり、ヒレカツカレーだ。

右の行列は「かつれつ四谷たけだ」さんへのもの

「四谷駅前 しんみち通り」の入り口

以前の散歩記事にも登場した四谷の「洋食エリーゼ」。しかし、今はない。オーナーも同じで、揚げ物を中心にした「かつれつ四谷たけだ」という店になった。そして今も以前と変わらず行列店だ。揚げ物は昔と変わらず美味しいのだけれど、オムライスなどの揚げ物ではないメニューはなくなってしまった。

絶品の揚げ物がいただけるお店。お昼時は行列必至mp

「かつれつ四谷たけだ」 東京都新宿区四谷1-4-2 峯村ビル1F

僕は「洋食エリーゼ」のオムライスが大好きだった。一番古いパソコンの画像は1998年のものがある。その後も、食べるたびにオムライスを撮影した。2002年のものがこれ。

とっても美味しいオムライスだった

洋食エリーゼのオムライス 2002年7月23日撮影

味もよかったけれど、カウンターから見える調理人の姿を見るのが好きだった。長い木のヘラを使い、フライパンの具材やライスを炒めていく。フライパンを変えて、そこへ卵を流し込み、ちょうどいいタイミングでケチャップライスを入れて、うまく卵をくるんでいく。なんとも素敵な光景。そして、さっきまでフライパンで踊っていたオムライスが目の前に運ばれてくるのだ。この一連の流れが好きだった。

カウンターの場所によっては、それが見える場所と見えない場所があった。見えない場合は、ヒレカツカレーを食べた。これもうまかった。こちらは今でも「ひれかつ四谷たけだ」でいただける。その「洋食エリーゼ」のオムライスを今も出してくれるお店が荒木町にあるそうだ。ここから歩いてもたいした距離ではない。歩いてみよう。
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