手ぶれ補正ができる
ビデオ撮影の失敗で一番多いのが、手ぶれした映像です。手ぶれを防ぐために、ビデオカメラ側でもより強力な手ぶれ補正機能を搭載しているほどです。しかし、編集時にも手ぶれ補正が利用できれば、うっかり手ぶれ映像を撮ってしまっても安心ですよね。iMovie'09の手ぶれ補正は、自動ビデオスラビライゼーションという機能を利用したもので、フレームをクロップすることで補正領域を確保しています。したがって、補正された映像は、ちょっとだけズームアップされた映像になっています。
▲ここで手ぶれ補正機能をオンにする。
手ぶれ補正機能を利用するには、プロジェクトウィンドウのクリップをダブルクリックして表示される、「インスペクタ」ウィンドウの「クリップタブ」で選択します。ここに「手ぶれ補正」というチェックボックスがあるので、これをオンにするだけです。あとは自動的にぶれを解析し、補正してくれます。
iDVDとスムーズに連携
編集の終了したムービーでDVD-Videoを作成する場合、iLife'09の「iDVD'09」を利用します。これまでは、iMovieで編集したものを一度出力し、それからiDVDを起動してこれを読み込み、DVD-Videoを作成していました。しかも、「メディアライブラリー」の共有メニューで「大」と「中」という、アスペクト比はどうなったのだろうと思わざるを得ないような選択項目から作成していたのです。▲共有メニューからiDVDが選択できる。
しかし、iMovie'09では、「共有」メニューから「iDVD」を選択すれば、自動的にムービー出力してiDVDを起動してくれるように改善されています。これで、DVD-Video作りも、とてもスムーズに行えるようになりました。もちろん、アスペクト比を16:9で編集していれば、そのままスムーズに引き継がれます。
▲iDVDが起動した。
ただ、相変わらずチャプタは設定できませんでした。できれば次のバージョンでは、このあたりの機能が搭載されていることを願います。